修繕積立金を値上げすると言われた。まず金額より先に見てほしいこと
「修繕積立金を値上げする必要があります」管理会社や理事会から突然こんな話が出てくると、まず気になるのは当然、「で、いくら上がるの?」だと思います。月5,000円なのか、1万円なのか。毎月払うお金ですから、そこが気になるのは当たり前です。でも、マンション管理の実務に携わってきた立場からすると、金額を見る前に確認してほしいことがあります。それは、「そもそも、なぜ修繕積立金が足りなくなるのか?」です。ここが分からないまま、「月額○円に値上げします」という数字だけを見て賛成・反対を決めると、本来見るべきところを見落としてしまいます。まず見るのは「値上げ額」ではない修繕積立金の値上げ案が出てきたら、最初に確認したいのは、「現在いくらあるのか」「今後いくら入ってくるのか」「いつ、何に、いくら使う予定なのか」です。その全体像を確認するための資料が、基本的には長期修繕計画と修繕積立金の収支計画です。例えば、現在の修繕積立金残高が5,000万円。数年後の大規模修繕工事で8,000万円必要。その後も屋上防水、給排水設備、エレベーターなどの工事が予定されている。こういう状況なら、現在5,000万円あるから安心、とは言えません。逆に、「将来足りません」という説明だけで、すぐ値上げが必要だとも限りません。まずは不足する理由を確認します。長期修繕計画で確認したいポイント長期修繕計画を見ると数字が大量に並んでいるので、「よく分からないから管理会社に任せよう」となりがちです。でも、全部を理解する必要はありません。まずは次のポイントを追ってみてください。① 現在の修繕積立金はいくらあるか② 今後、大きな支出が発
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