【 秋夜のもっと涼しくなる話・5th 】nonfiction
あれは、とてもリアルな体験ですね。
今、思い出しても何かいたんでしょうね。それはそれは、若かれしころ。
まだ、自分の車がなくて、親父のワンボックスカーを借りて
よく遊びに行ってました。
自宅の駐車場は、親父の仕事用トラックが停めてあるので
歩いて7、8分の所に駐車場を借りていました。
借りてる駐車場、遠いですよね。
今の実家の前に住んでいたところが、その駐車場の直ぐ近くだったので、
引っ越ししてからもしばらく借りていたということです。
遊びから帰ってきて、夜中の2時ごろ、ワンボックスカーを駐車場に停めて、
真っ暗な道を家に向かって歩き始める。
駐車場から、前の家、小学校の裏手を周り今の実家。
この7、8分の間、真夜中ということもあるけど
そもそも、車も通らない狭い道。誰とも会わない。
小学校の裏手に差し掛かり、小学校沿いを歩いていると
なんか違和感がある。小学校側から目線を感じるというか
何かに見られているような感じ。
少し嫌だなぁと思いはありながらも、走ることもなくゆっくり帰宅した。
2階の自分の部屋へ入り、布団を敷いて寝る。
寝て直ぐだと思う。強い金縛りにあった。
頭は起きている、目は開かない。
あっ…っと思った瞬間。
おなかの上に人の小さい足が片方だけ乗っている。
次の瞬間、もう片方の足が顔に向かって一歩前に置いてくる。本当に小さい足。新生児くらいの大きさ。
4~5cmってほどかな。
おなかの凹む感じが間違いなく体重がかかっている。
凄く怖いとは思わなかったが、顔に向かって歩いてくる感じが
何をされるのだろうという思いだった。
数歩あるいて、あ~と思っていた瞬間。
小さい
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