昨日床屋さんで考えたこと
ここのところビジネスの世界では「顧客ロイヤリティ」の意識が高まっているように感じます。
お客様との信頼関係をどのように築くか。
その考え方や仕組みなど全般のことです。
一昔前は「顧客満足」が取りざたされましたが、その一歩先のことが「顧客ロイヤリティ」です。
僕の趣味の一つに「床屋」と入れてもいいくらい、僕は床屋の時間を大切にしています。だから1000円カットのような業態のお店にはいきません。
リラックスすることや、顔そりなどのサービスを重視するからです。
僕は、この一年の間に3件の床屋さんを経験しました。
1件目のAは、値段が競合店の2倍くらいする高級店で、一度こんなお店に入ってみたいという興味本位で選んだのでした。
満足度は高いのですが、僕はターゲット顧客(主要なお客様)ではありませんでした。
なので「顧客ロイヤリティ」は育まれることがありませんでした。
2件目のBは、標準レベルの価格ですが、技術、サービスともにかなり高く、大満足でした。
「これからは、ずーっとここのお店でもいい」と思っていました。
ところが「どうしても髪を切りたい」と思ったその日は、予約がいっぱいでやむを得ず、他の床屋さんを探す必要がありました。
そして3件目のCに、飛び込みで入ったのです。
そしたら、価格はBと同様に標準ですが、ここの技術、サービスも高く「マッサージがうまい」と言う理由で、最近はCに行っています。
僕にとってはBも満足度が高いのですが「高満足度」だけでは「次回の保証はない」ということなのです。
Bのお店を経験するまでは、僕の心の中の占有率(マインドシェア)は、Aが5%でBが95%くらいで
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