3話 プロの定義とは... 体験から得たもの
ココナラを見ていて、ふと思うことがあります。それは、多くの商品に『プロ』という言葉がついていること。プロなのか、アマチュアなのか。確かに、オンラインという、相手の顔もこれまでの実績も見えにくい場では、『プロ』という言葉がついているだけで、ぐっと信用度が上がるように感じます。でも、本当にそうなのか?.....より優れた商品に出逢うために導いてくれる、何だか魔法の言葉。と思うのは、私だけでしょうか。プロとは一体 ... ?もう12年も前になりますが、当時アシスタントとして働いていたのはインテリアデザイン事務所。高級マンションのモデルルームを何棟もこなしテレビや某有名人のお宅までデザインするまさに、“先生”と呼ばれる方の個人事務所です。まさに、私が思い描くプロとはこんな方々でした。自身でも独立し、モデルルームの仕事がしたくて、一から十以上までそのプロフェッショナルな世界を学ぶべく、一生懸命でした。そんなある日、かなりの高額物件マンションモデルの仕事を受けたデザイナーの指示のもと、いつものようにプレゼンテーションの準備を進めていました。ただ一点、いつもと異なっていたのは、プレゼンシートに入れ込む内容が、image photo だらけだった、という事。でも当時の私の仕事は、アシスタントとして指示された内容を指示通りに仕上げること。モデルのコンセプトやセレクトされたものについて多くを知る由はありません。ましてや、今回に限ってimage photo だらけでしたから、尚更でした。プレゼン当日来ません。デザイナーが、自分の会社に、来ません。朝から、某物件担当者から電話が来るは、くるは、くるは。
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