グルデヴこぼれ話(スリプラムバージョンPart3):シュリシュリラヴィシャンカール
極めて穏やかで優しいグルデヴですが、10年に一度ぐらい怒りを見せることがあるそうです。アメリカで大きなイベントがあった時、世界中からスダルシャンクリヤのインストラクターがボランティアとして参加しました。それに参加した私の友人から伺った話です。なんせ世界中からインストラクターが数年ぶりとかで集まる訳ですから、顔を合わせると『よう久しぶり』『元気だった?』と、ボランティアそっちのけでインストラクター同士で話が弾んでしまいます。そのせいで来場者への対応が疎かになっていたらしく、イベントが終わったあと、私の友人も含めてインストラクターが一室に全員集合させられました。グルデヴはインストラクター達に向かって『君達は一体何年私について来てるんだ!』『私にとっては君達と今日初めて会う人達に何の違いもない!!』『私から学ぶ気がなければいつだって離れていくがいい!扉はいつだって開いているよ!!』と、1時間ほどかなり激しく怒られたそうです。中には泣いていた男性もいるほど激しかったそうな。私は特にこの『私にとっては君達と今日初めて会う人達に何の違いもない』というグルデヴのお言葉に大変な感銘を受けました。どんなに近しい人間だろうと、全く知らない人間であろうと、区別無く平等に見ることなど普通の人間では不可能でしょう。小学生の頃には、『僕は世界中の友達に教えを説いて回らなければならない』と友人達に話をしていたそうで、夏休みになっても海外に出かけないグルデヴを嘘つき呼ばわりしたそうです。しかしその予言というか宣言通り、数十年後の現在、毎月のように海外を飛び回り、アートオブリビングは世界最大規模のNGOとなって
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