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中近両用がわからない人へ 「失敗しない中近両用の処方」

今回の内容は大きく分けて3つです・中近両用の設計とフィッティングポイント・中近両用をおすすめするタイミング・中近両用の処方まず、中近両用の設計とフィッティングポイントですが遠近両用と大きく違うのは、中間部分の視野が遠近の設計と比べて大幅に広いというところです見た目的にはこんな感じで遠近両用の設計を広げてみたイメージになりますそもそも中間部分の見え方を広くする設計なので用途も遠方視野はせまく、数メートルくらいが見える程度の設計です使い方は目線を水平にした部分にパソコンなどの距離にピント調整が入る設計なので基本的には完全矯正値で処方すればOKフィッティングポイントに加入度数のおよそ40%が変化して入るようなイメージですが、これはレンズメーカーによって多少変わりますので考え方としては「加入度数の半分よりちょっと少なめがフィッティングポイントにくるんだな」でOKです。加入度数に0.4をかけるとフィッティングポイントに来るおよその加入度数が出ます例えばこんな感じです加入度数が2.00の場合だと、0.4をかけると0.8なので、加入0.8が遠方度数に入ってくるイメージです遠方度数がS-5.00だとすると                               25% S-4.50 加入0.5040% S−4.20ぐらい 加入0.8050% S-4.00   加入1.0075% S-3.50 加入1.50100% S-3.00 加入2.00度数としては、水平に見た視線の位置くらいにS-4.25くらいの度数が入るの
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「遠近両用の累進帯はどうやって提案する?」を解説します

みなさんは「遠近両用の累進帯」ってどう使い分けて提案していますか?そもそも「累進帯って何?」という方のために説明すると、遠近両用や中近両用には、「累進帯」と言われる「遠方度数」の開始位置から「近方度数」の1番強い度数までの長さがある程度決まっていて、実際には「遠方度数」を黒目の位置に設定することが一般的です。累進帯とは?累進帯には「ロング」と「ショート」と言われる2種類が一般的で、メーカーによって累進帯の長さは微妙に違いますが、およそ14ミリが「ロング」、12ミリが「ショート」と呼ばれています。テストレンズが用意されていれば、違いを体感しやすいですが、そもそもレンズを置いていないこともあるので知識として知っておいて損はしないと思います。ロングタイプの特徴ロングタイプは度数変化が緩やかなので、累進レンズ特有の「歪み」が最小限になります。フレームの天地幅、いわゆる縦の長さが30ミリ以上あるフレームが推奨です。初めての累進レンズで眼鏡を作る方には、比較的慣れやすい特徴が「ロングタイプ」です。ショートタイプの特徴度数の変化がロングタイプよりも「早い」ので、目線を下に落とすのが苦手な方におススメです。フレームの天地幅も26ミリぐらいまでは何とか入るので、縦幅が小さいデザインのフレームが好みの方でも使うことが出来ます。デメリットとしては度数変化が早いので、少しでも顔を水平より上にあげてしまうと歪みを感じやすいことと、足元のふわふわした感じが出やすい点です。中近両用のロングタイプ遠近両用よりもさらに累進帯は長く、およそ23ミリぐらいが一般的です。フレームの天地幅は35ミリぐらいないと遠方度数
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「遠近両用の処方ミスは何が原因?」

みなさんは遠近両用や累進レンズでお客さんに「慣れないから戻したい」と言われたことはないですか?僕は幾度となくあります。キャリアが浅い時は自分の考えがまとまっておらず、浅い処方をすることが多く、自分の手に追えなさそうな場合は先輩に丸投げでした。しかし、そんな僕も気づけば10年越えの中堅戦士。今となっては測定が楽しみなくらい恐れるものはほぼなくなりました。今回はそんな僕が若手の頃に教えて欲しかった知識と技術をこちらに残しておこうと思います。測定にお悩みの方はこの記事を読むことで何か掴めるきっかけになるかもしれません。では、以下より遠近両用などの累進レンズ処方の本質を書いていきます。まず大前提として、累進レンズは加入度数が2.00をこえると左右の歪みが強くなり今まで見えていた視野が狭く感じます。そして、年齢的に「慣れやすい」年齢は50代くらいという条件を覚えておきましょう。この2点を前提として考え、果たして初めて累進レンズを希望する方にマッチするかどうか?を考えて処方していきます。単純に遠方の見え方と近方の見え方をしっかり希望された場合は、完全矯正値と年齢加入を入れていけば処方自体は終わりです。ですが、全ての方がそんな単純ではないですよね?このチャンネルでは「傾聴式測定」と言ってしっかりとお客さんの「主訴」を深掘りし「観察」しながら「体験」コミュニケーションを取ることが重要だと説明しています。では、ここから具体的に何を考えていけばいいか?注意点を四つ挙げていきます。・希望はしっかりめなのか?・どこを重視して見たいのか?・累進設計のメリットデメリット説明・装用したリアクションはどうか?
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