食中毒予防の3原則
ご覧いただきありがとうございます。本日は、食品衛生に関するお話をしたいと思います。本日のテーマは、【食中毒予防の3原則】です。暑い季節が巡ってきました。この時期、一番心配なのは、食中毒ですね。どのように予防すれば良いのかを、食品衛生のプロが簡単にポイントを押さえてお話させて頂きます。覚えて頂きたいのは、たった3つのキーワードだけです。「付けない」「増やさない」「やっつける」この3つだけです。まずは、「付けない」から説明します。手洗いや器具の洗浄・消毒という事です。他にも、焼肉やしゃぶしゃぶの時、生肉用のお箸と食べるお箸を別々に用意しませんか?これも「付けない」の1つですね。総菜工場で勤務される方は、手袋を着用して作業されています。続いては、「増やさない」です。適切な温度での保管や調理後は速やかに食べるという事です。お買物やお弁当バッグでは、保冷バッグや保冷剤を使ったり、スーパーでは製氷機やドライアイスなども用意されていますね。帰宅したら、速やかに冷蔵庫へ移しましょう。また、速やかに食べる事で、食中毒予防にも繋がります。万が一、食材の加熱不足や後から何等かの細菌汚染を受けていたとしても、菌数が少なければ食中毒を発症しない事も十分にあります。逆に、速やかに喫食できず、細菌が増殖しやすい温度帯で放置してしまったことで、食中毒菌が増殖してしまうリスクがあります。細菌の増殖を考慮して、お持ち帰り弁当などには2時間以内にお召し上がりくださいと書かれていたりします。ですが、夏場は海鮮のお持ち帰りを断れる事はありませんか?その理由は、細菌の増殖速度にあります。一般的な大腸菌や枯草菌は分裂速度(
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