ぬか床元気に育っています#29
こんにちは温かい陽気が続き室内の温度も20℃程になってきましたが皆様のお住いの地域はいかがでしょうか。20℃以上になると微生物は活発に活動し、自らも熱を持つようになります。その熱も活動に利用していきます。この時期は微生物の発酵作用を利用したぬか床も活発に働くようになります。ぬか床には、野菜や米ぬかについていた乳酸菌、酪酸菌、酵母菌が沢山働いています。ぬか床をスプーン1杯ほどすくうと中に乳酸菌だけでも10億個にもなるという報告があります。普段は陶器などの容器で中が見えないので透明なガラスの容器にぬか床を作って観察してみました。しっかりと中のガスを抜いて一晩放置します。1晩経過するとぬか床の体積が増えてふっくらしてきます。ところどころガスが発生したのか空洞もできています。ぬか床を手で触ってみるとふっくら軽い感じがします。乳酸菌、酪酸菌、酵母菌が活発に育ってガスを発生させています。このガスの多くは炭酸ガス(CO2)です。良く耳をすますとぬか床からプチプチという音がすることもあります。これからの季節はどんどん活発にぬか床は育ちますがあまり活発に活動しすぎると乳酸菌の作る乳酸が増えて酸っぱくなったり菌のバランスが崩れて悪臭が出てしまうことがあるので、夜は常温、昼は冷蔵庫に入れるなどしてお世話してあげるよ良いと思います。今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
0