HCD専門家が解説します!ユーザーインタビューにおけるインサイト発掘のコツ
自動車部品製造企業の新規事業部門でUI・UXのデザインリードと、マーケティングリードをしているTAKEBONです。つい先日ユーザーインタビューを実施して色々と新たな発見がありましたので、備忘録としてまとめておきたいと思います今回インタビューをやってみて感じた事は、開発側やマーケ側がこう売りたいと思っている事と、ユーザーの受け取り方やニーズには大きなギャップがあることを理解することが大切だということです。背景にある経験や価値観を聞きながら、その人を形作っているコアを発見すること。そこから得られたインサイトを確かめる。この繰り返しだと思いました。技術を売るわけではなく、我々が良かれと思っていることは押し付けに聞こえるんだと認識をすることも重要でした。対話を通じて、その人その人の輪郭をはっきりさせて、この人だったらこの言葉に共感してくれる、安心してくれる、信頼してくれる、という言葉を紡ぎだす時間が必要です。ここには時間がかかりますが、徐々にはっきりしてきていて、ようやく生活者の心に少し近づけた気がしました。繋がり、紡いで、分かち合う。そんな気付きを得られたインタビュー体験をしました。バイアスを外してインサイト発掘の旅に出よう一つのコンセプトに対して、ユーザーの利用状況を把握しながら、どのような体験を組み込むとユーザーはそのサービスを使ってくれるのでしょうか?その答えはすぐには見つからないかもしれませんが、少なくとも調査を通して、プロトタイプを使って頂くことで開発側が信じていた仮説や価値は脆くも崩れるということを何度か経験してきました。その逆も然りで、この機能はネガティブになるからダメ
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