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「無駄なシーン」かそうでないか。

ライトノベル作家・専門学校現役講師のひびき遊です。物語を作るときに、「このシーンは必要か、不要か」で考えたことはあるでしょうか?基本的にエンタメを突き詰めていくと……「無駄なことをしている余裕がない」ものです。だらだらと話を展開していくなら、誰にでもできます。一見「このシーン、メインのストーリーにはちっとも関係ないなあ。なくてもいいのでは?」と思える場面でも、実は「キャラクターの魅力を見せるための、あえての無駄」だったりすることも。また、とんでもなく上手い創り手だと――「最初目にしたときにはまるで無駄だと思えたワンシーンが、後になると『物語全体の重要な伏線』になっていた」なんて仕込みをしてくることも……!(※高等テクニックになるので、マネをするのは簡単ではないのですが。最初に「なにこの無駄なシーン!」と思われるリスクもありますし)ともあれ、作るときに「必要かorそうでないか」が意識できるようになると、強いです。作品のクオリティが格段に変わってくるはずです。物語も、もちろんキャラクターの組み方も。……ところが、ですね。世に出ている作品の中には、実はこの「シーンの無駄」がわからずに、作られてしまったものも多々ありまして。ズバリ言ってしまいますが――今月28日にAmazon Prime Videoにて無料公開予定の、2022年ワーストの声も名高い邦画『大怪獣のあとしまつ』がそれです。私は映画館で視聴したのですが。とにかく……「えっ、このシーン、いる?」「ここ、別になくてもいいのでは?」と――ひたすら「特に必要だと思えない、無駄なシーン」が続きます。逆に、ここまで無駄を重ねたのはもう、
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