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見た目はおっさん、心は中学2年生 その4

ちいこの保健室へようこそ!学校の保健室の先生を29年間勤めました。見た目はおっさん、心は中学2年生のⅠ君にひどい言葉を投げつけ、過呼吸にしたA先生にはじめ私は「なんてことするんだ!」と、怒りの気持ちで、いっぱいでした。でもⅠ君の「A先生は、僕のこと心配しているから怒ったんだと思う」という言葉を聞いて、考えてしまいました。今学校では、自分のクラスや、自分の部活動の生徒のことには一生懸命対応するけれど、それ以外の生徒に関しては、あまり深入りしない、というのが普通です。だって、自分の担当の範囲内のことで手一杯なのに、他に首を突っ込んでめんどくさいことになったらたまらない。そんな気持ちが、教員の中には必ずあるのですから。だから、学年主任といえども担任以外の生徒のことに、深くかかわりたくないでしょう。また、教員をしていると、苦しいけれど苦手なことにチャレンジする生徒、できないことを繰り返し練習してできるようになる生徒、人一倍時間をかけて勉強して成績を上げる生徒をたくさん見ています。それは本当に、感動するほどです。「それなのにⅠ君は、いつも保健室に逃げ込んで一体何をやってるんだ。ひとりひとり違うことはわかっている。でも、少しぐらいがんばらないとⅠ君の将来はどうなってしまうのか…。」A先生は、そんな気持ちでいたたまれなくなったのかもしれません。指導の方法は、間違ったかもしれないけど。それに、Ⅰ君の状況をよく理解している私や担任の先生が、「今はがんばらない時期。ゆっくり休まなければいけない時期です。」ということを、他の先生方によく説明しておくべきだったな…とも思います。Ⅰ君にとっては、病気で休
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長期欠席児童・生徒の急増

この頃ニュースを見ていると、ついつい気になる言葉がアナウンサーの口から飛び出してきます。リビングにあるうちのテレビからは、不安そうなアナウンサーの顔、そして、《暴力やいじめなど重大事態》と言っています。その数の急増・・・まじビビる数字。どうやったらこんなに放っておけるんですか?当事者の親はもう、迷子になってどうしていいか分からなくなっていますよ。こんなに増えています。という文部科学省の報告を見せることで何か対策をするのでしょうか?対策は即効性がありますか?子供のサインを見逃すと大変なことになります。見てみぬふりをしていたツケが、ジワリジワリと迫ってきています。文部科学省は10月27日、「令和3年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果」を公表した。同調査結果の概要によると、小・中・高等学校及び特別支援学校における「いじめ」の認知件数は615,351件(前年度517,163件)で、前年度に比べ98,188件(19.0%)増加した。また、「いじめ」の重大事態の件数は705件(前年度514件)で、前年度に比べ191件(37.2%)増加。小・中・高等学校における「暴力行為」の発生件数も、76,441件(前年度66,201件)で、前年度から10,240件(15.5%)増加している。 小・中学校における長期欠席者のうち、不登校児童生徒数は244,940人(前年度196,127人)で、児童生徒1,000人当たりの不登校児童生徒数は25.7人(前年度20.5人)。不登校児童生徒数は9年連続で増加し、過去最多となった。これは、先端教育というサイトに出ている(2022年10
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