ショート動画台本

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冒頭:
地獄(山田の心象風景)。
マグマが煮えたぎり、火山が噴火している。地獄というか、イメージは鬼ヶ島。
オフィスチェアがポツンと背を向けて置かれている。
クルッとチェアがこちらに回転する。椅子に座っている鬼上司(憤怒の形相)
顔のどアップ。キラーンと鬼上司の目が光り、モクモクと煙が上がる。
鬼上司の背後で雷が落ちる。

PCの前で頭を掻きむしり、絶望顔で落ち込む山田(主人公)。
山田(独白):「また今日も地獄の会議かよ…」

(PC越しの画面。ZOOMの「入室音」が鳴る)
「おはようございます」「よろしくお願いします」
(画面、次々に入室するメンバー。鬼上司登場)
鬼上司「この案件、誰が取りまとめた!?」
社員A「す、すみません・・・連絡取れてなくて・・・」
鬼上司「(食い気味に)天王洲商事へのプレゼンは!?山田くん!?」
山田「えっ、あ、あの・・・す、すみません・・・あの、ちょっと、まだ・・・」
鬼上司「またか!?前回も同じことで注意されたろうが!?」
山田「す、すみません!すみません!」(ガン詰めされて平謝り)
鬼上司「まったく・・・。きみは本当にいいところがないな!!!」

うなだれる山田。
山田(で、でも、こいつさえあればオレだって・・・!)
思わずギターを手に取る山田。

山田のズーム画面が本人写真に切り替わる。マイクをミュート。
(本人写真は明らかに就活の写真、もしくは卒アルの写真で下部分に『山田太郎』と名前が入っているなど、写真とバレバレのクオリティ。『写真』の表示はいらないかと思います)

ギターを弾き始める山田。
その間もズーム会議は紛糾している。

殺伐としたズーム会議とは別世界で、徐々に熱が入り熱唱し始める山田。
(ライブ会場の歓声の幻聴が聞こえている)

猫がPCデスクに飛び乗り、キーボードをタッチ。
ミュートが解除されてしまう。

ズーム会議に響き渡る山田の熱唱とギターメロディ。
驚き、ざわつく一同。
社員A「え? なにこれ?」
社員B「誰だ、音楽流してんの!?」
鬼上司、戸惑いながらも微妙な顔で黙る。(内心、いい曲だなと思っている)
本人画像からカメラに切り替わってしまう。
熱唱している山田の様子が映し出される。

社員A「・・・え、うまくね?」
社員B「ちょっと感動しますね・・・」
社員C「いや、これくらいなら割と弾けますよ」
社員A「え、ほんとに?」
社員B「これ、結構難しいと思いますよ」
社員C「いや、意外といけるかと・・・。こんな感じで・・・!」

社員C、画面外からベースを手に取り素晴らしいビートを刻み始める。

戸惑うような反応の鬼上司。

社員A、触発されてデスクにあるもので即席のドラムを始める。

社員B、キーボードがわりに電卓演奏を始める。

セッションを奏でる社員たち。(全員ノリノリ、唖然とする鬼上司)

鬼上司「・・・君たち!!!」
鬼上司の怒声に我にかえり、ピタッとセッションをやめる一同。

鬼上司「君たち、何を考えているのかね!今は会議中だぞ!」
マジギレ、お説教モードの鬼上司。シュンとする一同。
鬼上司「まったく・・・これだから近頃の若い者は・・・」

鬼上司、机の下からギターを取り出す。
鬼上司「今から“真のギターテク”見せてやる!!!!!」
(ギターを構え、ギュイーンと弦を鳴らす)

キャッチコピーやロゴ。

END

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