Claudeの契約プランと、ターミナルで動くAIコーディングツール「Claude Code」のインストール・認証手順をまとめたリファレンスです。macOS・Linux・WSL・Windowsネイティブそれぞれのインストール方法と、Windows対応の公式な位置付けも整理します。
Claudeのプラン体系
Claude(claude.ai)は無料のFreeプランに加え、有料プランとしてPro・Max・Team・Enterpriseを提供しています。
・Free:$0 — Web/iOS/Android/デスクトップでのチャット利用。利用量に制限あり
・Pro:$17/月〜(年払い)、$20/月(月払い) — Claude Codeを含む各機能を利用可能。より多い利用量
・Max:$100/月〜 — Pro比5倍・20倍の利用量プランを選択可能。出力上限も高い
・Team:$20/シート/月〜(年払い) — 複数メンバーでの一元管理、SSO対応
・Enterprise:要問い合わせ — 監査ログ・SCIM・HIPAA対応など高度なセキュリティ機能
個人向けにはPro・Maxのサブスクリプション、法人でメンバー管理をしたい場合はTeam・Enterpriseが対象になります。最新の料金・詳細はclaude.com/pricingで確認できます。
Claude Codeを使うための契約要件
Claude CodeはFreeプランでは利用できません。以下のいずれかのアカウントが必要になります。
・Claude Pro / Max / Team / Enterprise — claude.aiアカウントでログインするサブスクリプション契約(推奨)
・Claude Console — console.anthropic.comでのAPIアカウント。従量課金のプリペイドクレジットで利用する。初回ログイン時に費用管理用の「Claude Code」ワークスペースが自動作成される
・Amazon Bedrock / Google Cloud Agent Platform / Microsoft Foundry — 各クラウドプロバイダ経由での利用(エンタープライズ向け)
個人事業主・小規模法人であれば、サブスクリプションで完結するPro/Maxが手軽です。利用量を用途ごとに厳密に管理・按分したい場合は、APIキー課金のConsoleアカウントを選ぶ選択肢もあります。
インストール
Claude Codeはターミナル上のCLIとして動作するほか、VS Code・JetBrains・デスクトップアプリ・Web(claude.ai/code)・Slackからも利用できます。ここではターミナルCLIのインストール方法を扱います。
ネイティブインストーラー(推奨)
公式に最も推奨される方法です。Node.js不要で、バックグラウンドで自動アップデートされます。
・macOS / Linux / WSL:ターミナルで次のコマンドを実行します。「curl -fsSL claude.ai/install.sh | bash」(先頭に https:// を付けて実行してください)
・Windows PowerShell:「irm claude.ai/install.ps1 | iex」を実行します(先頭に https:// を付けて実行してください)
・Windows CMD:「curl -fsSL claude.ai/install.cmd -o install.cmd && install.cmd && del install.cmd」を実行します(curlのURL部分の先頭に https:// を付けて実行してください)
PowerShellで「&&」が使えないというエラーが出た場合はCMD用コマンドを、「irm」が認識されない場合はPowerShell用コマンドを試してください。プロンプトが「PS C:¥」ならPowerShell、「C:¥」のみならCMDです。
Homebrew(macOS)
「brew install --cask claude-code」でインストールできます。Homebrewには2種類のcaskがあり、「claude-code」は約1週間遅れの安定版、「claude-code@latest」は最新版を追従します。Homebrew版は自動アップデートされないため、「brew upgrade claude-code」で手動更新します。
WinGet(Windows)
「winget install Anthropic.ClaudeCode」でインストールできます。WinGet版も自動アップデートされないため、定期的に「winget upgrade Anthropic.ClaudeCode」を実行する必要があります。
npm経由(上級者向け)
「npm install -g @anthropic-ai/claude-code」でインストールできます。npmパッケージはv2.1.198以降、Node.js 22以上を要求します。ただしインストールされるのはプラットフォーム別のネイティブバイナリで、実行時にNode.jsは使用しません。「sudo npm install -g」は権限問題の原因になるため避けてください。
この他、Debian/Ubuntu(apt)、Fedora/RHEL(dnf)、Alpine(apk)向けの署名付きパッケージリポジトリも公式に提供されています。
Windows対応の詳細
Claude CodeはWindowsネイティブ・WSLのいずれでも動作します。公式ドキュメントでは用途に応じて次のように使い分けを案内しています。
・ネイティブWindows:必要な要件は特になし(Git for Windowsは任意)。サンドボックス機能は非対応。Windowsネイティブなプロジェクト・ツール向け
・WSL 2:WSL 2の有効化が必要。サンドボックス機能に対応。Linuxツールチェーン、コマンド実行のサンドボックス化が必要な場合向け
・WSL 1:WSL 1の有効化が必要。サンドボックス機能は非対応。WSL 2が使えない場合の代替
ネイティブWindowsでは管理者権限は不要です。Git for Windowsを入れておくと、Bashツール(Git Bash経由)が使えるようになります。未インストールの場合はPowerShellツールが代わりに使われます。Git Bashのパスが自動検出されない場合は、設定ファイル(settings.json)で明示的に指定できます(環境変数CLAUDE_CODE_GIT_BASH_PATHにGit Bashの実行ファイルパスを設定)。
WSLを使う場合は、PowerShellやCMDではなくWSLのターミナル内でLinux向けのインストールコマンドを実行し、claudeコマンドもWSL内から起動します。
システム要件は、macOS 13.0以降、Windows 10 1809以降(またはWindows Server 2019以降)、Ubuntu 20.04以降、Debian 10以降、Alpine Linux 3.19以降です。ハードウェアはRAM 4GB以上、x64またはARM64プロセッサが必要です。
認証(ログイン)
インストール後、プロジェクトディレクトリで「claude」コマンドを実行すると、初回はブラウザでのログインを求められます。
ブラウザが自動で開かない場合は「c」キーでログインURLをクリップボードにコピーできます。WSL2・SSHセッション・コンテナ環境などブラウザがローカルのコールバックサーバーに到達できない場合は、表示されたログインコードをターミナルに貼り付けます。
ログインには次のアカウントを使用できます。
・Claude Pro / Max(個人のclaude.aiアカウント)
・Claude Team / Enterprise(管理者に招待されたclaude.aiアカウント)
・Claude Console(管理者に招待されたAPIアカウント)
・クラウドプロバイダ経由(Bedrock / Vertex AI / Foundry)
ログイン完了後は認証情報が保存され、以後の起動でログイン操作は不要になります。アカウントを切り替えたい場合はセッション内で「/login」を実行します。認証情報は、macOSではKeychain、Linuxでは「〜/.claude/.credentials.json」(パーミッション0600)、Windowsでは「%USERPROFILE%¥.claude¥.credentials.json」に保存されます。
動作確認と初回セッション
インストールが成功しているかは、「claude --version」コマンドで確認できます(例:2.1.211 (Claude Code)と表示される)。
インストール状態・設定ファイルの検証を含む詳細な診断は「claude doctor」コマンドで確認できます。
ログイン後、対話セッションの中でいくつか基本的なコマンドを試すとよいでしょう。
・claude:対話モードを開始
・claude "task":単発タスクを実行
・claude -p "query":単発の質問をして終了
・claude -c:直前の会話を再開
・/help:セッション内で使えるコマンド一覧を表示
セッション内で「このプロジェクトは何をするものか」「どこにエントリーポイントがあるか」のように自然言語で質問すると、Claude Codeがファイルを読み込んで回答します。
アップデートとアンインストール
ネイティブインストーラー版は起動時・実行中に自動でバックグラウンド更新されます。Homebrew・WinGet・Linuxパッケージマネージャ経由の場合は手動更新が必要です。
・ネイティブインストーラー版の手動アップデート:「claude update」
・Homebrewのアップデート:「brew upgrade claude-code」
・WinGetのアップデート:「winget upgrade Anthropic.ClaudeCode」
アンインストールはインストール方法に応じて行います(ネイティブ版の場合はインストール先のバイナリと関連ディレクトリを削除、設定・認証情報まで完全に削除する場合は「〜/.claude」ディレクトリと「〜/.claude.json」も削除します)。
まとめ
・Claude CodeはFreeプランでは使えません — Pro / Max / Team / Enterprise、またはConsole(APIアカウント)のいずれかの契約が必要です
・個人・小規模法人はPro/Maxで十分です — サブスクリプションで完結し、追加のAPI課金管理が不要です
・インストールはネイティブインストーラーが第一選択です — Node.js不要で自動アップデートされます
・WindowsはネイティブWindowsとWSLのどちらでも動作します — サンドボックス機能を使いたい場合はWSL 2を選びます
・初回起動時のブラウザログイン後は再ログイン不要です — 認証情報はOS標準の方法で安全に保存されます
次回は、GitHubの契約とghコマンド(GitHub CLI)のインストール手順を紹介します。