Claude CodeでiOSアプリを半年で9本公開して分かった、AI開発の本当の落とし穴

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2026年3月にClaudeの有料プランを契約し、AIコーディングツール「Claude Code」を使ったアプリ開発を始めました。それから約半年で、iOSアプリ9本をApp Storeで公開しました。
それまでの私は、ブログ・アフィリエイトサイトを運営する個人事業主で、アプリ開発の仕事をしたことはありませんでした。この記事では、AIでアプリを作って公開するまでの実際の流れと、やってみて初めて分かった落とし穴を、できるだけ具体的にお伝えします。「アプリを作りたいけれど、何から始めればいいか分からない」「AIでどこまでできるのか知りたい」という方の参考になればうれしいです。

■ なぜAIでアプリ開発を始めたのか
きっかけは、AIがコードを書く精度が一気に上がったことでした。以前は「プログラミングを何年も勉強した人だけが作れるもの」だったアプリが、作りたいものを言葉で説明できれば形にできる時代になりつつあります。実際に試してみると、想像していた以上に「動くもの」が早く出来上がり、そこから本格的に取り組むようになりました。

■ AIでの開発は「役割分担」で進む
AIに丸投げすれば全部できる、というわけではありません。私のやり方は、はっきり役割を分けることです。
【私の役割】
・何を作るかを決める(誰が、どんな場面で使うアプリか)
・画面の構成と機能を決める
・AIへの指示を書く
・出来上がったものを実際に触って確認し、直す点を伝える
・App Storeへの申請と、審査への対応
【AIの役割】
・コードを書く
・エラーが出たときに原因を調べて直す
・テスト用の仕組みを作る
つまり、「何を作るか」「それで本当に使いやすいか」を判断するのは人間で、「どう作るか」をAIに任せる形です。ここを曖昧にしたままAIに頼むと、それらしく動くけれど誰の役にも立たないアプリが出来上がります。

■ AIが得意なこと、苦手なこと
半年間使ってみて、AIには得意・不得意がはっきりあると感じています。
【得意なこと】
・よくある画面や機能(一覧表示、入力フォーム、設定画面など)を素早く作ること
・エラーの原因を突き止めて直すこと
・同じような作業を何度も繰り返すこと
【苦手なこと】
・指示があいまいなときに、意図を正しく汲み取ること
・「この業界ではこう使われる」という現場の事情を知ること
・見た目の細かい好みを一度で合わせること
だからこそ、最初に「誰のための、何をするアプリか」を具体的に決めておくことが、AI開発では何より大事になります。

■ 本当に大変なのは「作った後」
アプリが動くところまでは、想像以上に早く進みます。時間がかかったのは、App Storeで公開するまでの手続きでした。実際につまずいた点をいくつか挙げます。
・スクリーンショットのサイズが厳密に決まっている
Appleが指定するサイズでないと受け付けられません。以前使えたサイズが、新しい機種の登場で使えなくなることもありました。
・サブスク課金の設定が細かい
価格は国や地域ごとに設定が必要です。また、最初のサブスクは、アプリ本体と同時に審査に出す必要があります。
・利用規約へのリンクが必須
サブスクがあるアプリは、説明文などに利用規約へのリンクを載せないと審査で指摘されます。
・一部の設定はWeb画面からしかできない
プライバシーに関する申告など、自動化できず手作業が必要な項目があります。
・説明文に使えない記号がある
特定の記号が入っているだけで、保存できないことがあります。
どれも、一度経験すれば対応できることですが、初めてだと原因が分からず何日も止まってしまうポイントです。

■ 一番の落とし穴:「量産アプリ」と判断される
これが、この記事で一番お伝えしたいことです。
短期間に何本もアプリを申請した結果、ジャンルがまったく違うアプリまで、Appleから「似たアプリの量産」と判断されて、まとめて審査に落ちる経験をしました。業務向けのツールも、ゲームも、同じ理由で却下されました。
原因として考えられるのは、複数のアプリで同じ部品や同じ作り方を使い回していたことです。AIで速く作れるからこそ、効率を優先して共通の部品を使い回したくなります。しかしAppleから見ると、それは「同じものを名前だけ変えて大量に出している」ように見えてしまうのです。
AIでアプリを作る人が増えている今、この点は多くの人がつまずくところだと思います。

■ この経験から決めていること
ご依頼いただくアプリは、次の2つを基本にしています。
1. 1本ごとに、設計から作り分ける
ほかのアプリの部品を使い回さず、そのアプリのためだけに作ります。
2. お客様ご自身のApple開発者アカウントで公開する
アプリはお客様の名前で、お客様のアカウントから公開します。アプリの持ち主がはっきりし、公開後の更新も安心して続けられます。

■ アプリ開発を依頼する前に準備しておくと良いこと
これからアプリを作りたい方は、次の3つを整理しておくと、話がとてもスムーズに進みます。
・誰が使うアプリか(自分、社員、お客様など)
・そのアプリで何を解決したいか(今どんな手間や困りごとがあるか)
・参考にしたいアプリ(あれば)
完璧でなくて構いません。箇条書きのメモ程度でも、それをもとに一緒に形にしていけます。

■ AI開発で、アプリはもっと身近になる
開発会社に頼むと高額になりがちなアプリも、AIを使えば、ずっと現実的な費用と期間で形にできます。「アイデアはあるけど、作れる人がいない」「まずは小さく作って試したい」という方の力になれたらと思っています。

■ iOSアプリ開発のご依頼はこちら
・シンプルなアプリ(10万円)
・ログインや課金付きのアプリ(30万円)
・生成AI搭載の業務用アプリ(100万円)
どのプランが合うか分からない場合も、見積り相談からお気軽にご相談ください。
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