ホームページの写真やイラストは、「フリー素材」や、インターネットで見つけた画像を使うことも多いと思います。
ところが、使い方を間違えると、後から写真の持ち主から連絡が来ることがあります。
この記事では、写真を載せる前に確かめたいことと、すでに載せている写真を見直す方法をまとめました。
法律の細かい判断が必要な場合は、専門の方に相談してください。
■「フリー素材」でも、何をしてもよいわけではない
「フリー」は、多くの場合「無料で使える」という意味です。
使い方には、素材ごとに決まり(利用規約)があります。
よくある決まりの例です。
・会社のホームページには使えるが、ロゴや商品のデザインには使えない
・写真を加工してよいかどうかが決まっている
・作者名やサイト名を書くことが条件になっている
・人が写っている写真は、使い方に制限がある
同じサイトの素材でも、写真ごとに条件が違うことがあります。
■インターネットで見つけた画像は、そのまま使わない
検索で出てきた画像や、ほかの会社のサイトの写真には、持ち主がいます。
「よく使われているから大丈夫」「小さく載せるだけ」でも、持ち主の許可がなければ使えません。
■載せる前に確かめる4つのこと
1. どこから手に入れたかを控える
素材のサイト名と、写真のページのアドレスをメモしておきます。
2. 利用規約を読む
会社のホームページで使えるか、加工してよいか、作者名を書く必要があるかを見ます。
3. 人が写っていないか、ロゴや商品が目立っていないかを見る
人の顔や、他社のロゴが大きく写っている写真は、別の決まりがかかわることがあります。
4. 自社で撮った写真なら、写っている人の了解を取る
社員やお客様が写っている場合は、ホームページに載せてよいかを確かめておきます。
■すでに載せている写真を見直す
ホームページを作ってから年数がたっていると、どの写真がどこから来たのか分からなくなっていることがあります。
次の順番で見直すと、無理なく進められます。
1. トップページと、よく見られるページの写真から一覧にする
2. 入手元が分かるものと、分からないものに分ける
3. 分からないものは、自社で撮った写真や、条件がはっきりした素材に差し替える
制作会社に作ってもらった場合は、写真の入手元を制作会社に聞いてみてください。
■もし連絡が来たら
写真の持ち主や、その代理の会社から連絡が来た場合は、慌てて支払いの約束をしないでください。
まず、どの写真のことかを確かめ、写真をいったん外したうえで、専門の方に相談するのがおすすめです。
写真の持ち主をかたる、偽の請求もあると言われています。
■自分で確かめるチェックリスト
・使っている写真の入手元を控えている
・素材の利用規約を読んだ
・作者名を書く条件の素材に、名前を書いている
・人の顔や他社のロゴが目立つ写真を見直した
・入手元が分からない写真を書き出した
・差し替える写真の候補を決めた
■よくある質問
Q. 無料の素材サイトの写真なら、安心ですか?
A. 利用規約の範囲で使えば、多くの場合は問題ありません。ただ、規約は素材ごと・時期ごとに変わることがあるので、使うときの規約を確かめましょう。
Q. 有料で買った写真なら、何に使ってもいいですか?
A. 有料でも、使える範囲は決まっています。購入した素材の使い方の条件を確かめてください。
Q. AIで作った画像は使えますか?
A. 使うAIのサービスの規約によって条件が変わります。商用で使えるか、他人の作品に似すぎていないかを確かめましょう。
Q. 制作会社が用意した写真は、そのまま使って大丈夫ですか?
A. 制作会社が正しく用意していれば問題ありませんが、入手元を聞いておくと、後で困りません。
Q. 写真の持ち主から連絡が来ました。
A. 支払いの約束をする前に、どの写真のことかを確かめ、写真を外したうえで、専門の方に相談してください。
■ホームページの見直しを相談したい方へ
ご自分で見直せる方は、この手順で十分です。
「どこから手を付けてよいか分からない」という方には、ホームページの状態をうかがって、見直しの進め方をアドバイスしています。
(法律の判断が必要な内容は、専門の方への相談をおすすめしています)
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