ホームページの表示が遅いとき、
「サーバーのプランを上げましょう」「もっと速いサーバーに移りましょう」と勧められることがあります。
プランを上げて速くなることは、たしかにあります。
ただ、遅さの原因がサーバー以外にあると、毎月の料金だけが上がって、速さはほとんど変わりません。
この記事では、上げる前に確かめたいことと、上げて効くケースをまとめました。
■遅さの原因は、サーバーだけではない
ホームページが遅くなる原因は、大きく分けて次の3つです。
・ページが重い(大きな画像、たくさんのプラグイン、外から読み込む部品)
・サーバーの力が足りない(同じサーバーのほかの利用者の影響、古い設定)
・WordPressやPHPが古い
プランを上げて効くのは、2つ目の「サーバーの力が足りない」ときだけです。
■確かめること1:どのページも同じように遅いか
トップページだけが遅く、ほかのページは速い場合は、トップページの画像や部品が原因のことが多いです。
どのページを開いても、最初の表示が始まるまでに待たされる場合は、サーバー側の原因が考えられます。
■確かめること2:画像の大きさ
スマホで撮った写真をそのまま載せていると、1枚で数メガバイトになることがあります。
この場合は、サーバーをどれだけ速くしても、写真を運ぶのに時間がかかります。
写真を小さくしてから載せ直すだけで、見違えるほど速くなることも珍しくありません。
■確かめること3:PHPの版とサーバーの設定
PHPの版が古いと、それだけで遅くなります。
また、サーバーによっては、管理画面で「高速化」の機能をオンにするだけで速くなることがあります。
プランを変える前に、今のプランでできる設定を見直してみてください。
■プランを上げて効くケース
次のようなときは、プランを上げる、または性能のよいサーバーへ移ることが効きます。
・ページを軽くしても、最初の表示が始まるまでに待たされる
・アクセスが多い時間帯だけ、極端に遅くなる
・サーバーの管理画面で、使える力の上限に何度も達している
・何年も前に契約した古いプランのまま、新しいプランに切り替えていない
■上げる前に、原因を確かめる順番
1. 写真の大きさを確かめ、大きいものは小さくする
2. 使っていないプラグインを整理する
3. PHPの版を確かめ、古ければ上げる
4. サーバーの「高速化」の設定を見直す
5. それでも遅ければ、プランの変更や移転を考える
この順番なら、お金をかけずにできることから試せます。
■自分で確かめるチェックリスト
・どのページも同じように遅いかを確かめた
・載せている写真の大きさを確かめた
・使っていないプラグインを整理した
・PHPの版を確かめた
・サーバーの高速化の設定を見直した
・それでも遅い場合に、プランの変更を考えた
■よくある質問
Q. プランを上げたら、どのくらい速くなりますか?
A. 原因がサーバーにあれば効果が出ますが、原因がページの重さにあれば、ほとんど変わらないこともあります。先に原因を確かめるのがおすすめです。
Q. 速いと評判のサーバーに移れば解決しますか?
A. サーバーが原因なら効果があります。ただ、移転には手間と費用がかかるので、まず今のサーバーでできることを試してからでも遅くありません。
Q. 自分でできることだけで、どこまで速くなりますか?
A. 写真を小さくする、使っていないプラグインを整理する、だけでも大きく変わるサイトはたくさんあります。
Q. プランを上げたあと、元に戻せますか?
A. 多くのサーバーでは戻せますが、契約の期間や料金の決まりはサーバー会社によって違います。変更の前に確かめておきましょう。
Q. 速さはどうやって測ればいいですか?
A. Googleの「PageSpeed Insights」が無料で使えます。あわせて、自分のスマホの電波で開いてみて、待たされるかどうかも確かめましょう。
■速くしたい方へ
ご自分で確かめられる方は、この順番で十分です。
「原因がどこにあるか分からない」「手を付けて崩れるのが心配」という方には、原因を調べたうえで、表示の速さを改善しています。
WordPressの表示速度を原因から改善します
まず原因だけを知りたい方は、診断もあります。
表示速度が遅い原因を診断し改善策をお伝えします