ある日、サーバー会社から「このプランの提供を終了します」「サービスを終了します」という案内が届く。
長くホームページを運営していると、一度は経験することです。
慌てて新しいサーバーを申し込む前に、まず案内をよく読み、残りの期間に合わせて段取りを決めましょう。
この記事では、残りの期間ごとの進め方と、サイトやメールを止めずに移す順番をまとめました。
■まず、案内で確かめる4つのこと
1. いつ終わるのか(終了日)
2. サーバー会社が、新しいプランへの自動の移行を用意しているか
3. 自動の移行の場合、料金や機能がどう変わるか
4. 何もしないと、どうなるのか(サイトが消える、メールが使えなくなる、など)
自動の移行が用意されていて、料金や機能に問題がなければ、それに乗るのがいちばん手間がかかりません。
自分で移す必要があるのは、自動の移行がない場合や、移行先の条件が合わない場合です。
■残りの期間ごとの進め方
3か月以上ある場合
移行先のサーバーを比べて選び、テストの期間をしっかり取れます。
ついでに、使っていないページやプラグインの整理もできます。
1〜3か月の場合
移行先を早めに決め、ひと月以内に移すことを目標にします。
整理は後回しにして、まずは今のサイトをそのまま移すことを優先します。
1か月を切っている場合
すぐに、サイトとデータベースのバックアップを取ります。
移行先を決め、そのまま移すことだけに集中します。
間に合わない心配があるときは、サーバー会社に、終了日の前後の扱いを問い合わせておきます。
■止めずに移す順番
1. 今のサーバーで、バックアップを取る
2. 新しいサーバーを申し込み、サイトを移す
3. 新しいサーバーで、表示と動作を確かめる(本番の切り替えの前に確かめられる方法があれば使う)
4. 新しいサーバーで、https(SSL)が使えるよう準備する
5. ドメインの向き先(DNS)を、新しいサーバーに切り替える
6. 切り替わったら、表示・https・お問い合わせフォームを確かめる
7. しばらく様子を見てから、古いサーバーを解約する
ドメインの向き先を切り替えると、全体に行き渡るまで数時間から1日ほどかかることがあります。
その間は古いサーバーも残しておくのが、止めないためのこつです。
■メールを使っている場合は、先に相談を
同じサーバーで会社のメールも使っている場合は、サイトとは別に、メールの移し替えの段取りが必要です。
ドメインの向き先を変えると、メールの届き先も変わることがあります。
メールを管理している方(社内の担当者や、メールを設定した会社)と、切り替えの日を先に決めておきましょう。
■自分で確かめるチェックリスト
・案内で、終了日と自動の移行の有無を確かめた
・残りの期間から、進め方を決めた
・今のサーバーで、バックアップを取った
・ドメインを、どこで管理しているかを確かめた
・メールを同じサーバーで使っているかを確かめた
・古いサーバーを解約する日を、切り替えの後に決めた
■よくある質問
Q. 案内のメールは本物ですか?
A. サーバー会社をかたる偽のメールもあります。メールのリンクから進まず、サーバー会社の公式サイトや管理画面のお知らせで、同じ案内が出ているかを確かめてください。
Q. 自動の移行に乗れば、何もしなくていいですか?
A. 多くの場合はそのまま使えますが、PHPの版や機能が変わることがあります。移行のあと、表示とお問い合わせフォームを確かめましょう。
Q. 移したら、検索の順位は下がりますか?
A. ドメインが同じで、ページの内容とアドレスが変わらなければ、大きく下がることはまずありません。
Q. 移行先は、同じ会社のほうがいいですか?
A. 同じ会社なら移行の手順が用意されていることが多く、手間が少なく済みます。料金や機能に不満があれば、別の会社を比べてもよいでしょう。
Q. 終了日までに間に合いそうにありません。
A. まずバックアップを取り、手元に残してください。そのうえで、サーバー会社に終了日の前後の扱いを問い合わせ、移す作業を急ぎます。
■移転を任せたい方へ
ご自分で進められる方は、この順番で十分です。
「期限が近くて自分では間に合わない」「止まらないか心配」という方には、WordPressのサイトの移転を代行しています。
WordPressのサーバー移転を代行します