「御社のサイトで注文したのに、商品が届かない」
そんな問い合わせが突然届いて、調べてみたら、自社の名前やロゴを勝手に使った偽のサイトがあった。
有名な会社だけでなく、地域の小さなお店や会社の名前が使われることもあります。
自社が悪いわけではありませんが、気づくのが遅れると、お客様に被害が広がったり、信用が傷ついたりします。
■偽サイトによくある特徴
・会社名やロゴは同じだが、アドレス(ドメイン)が違う
・商品が、ありえないほど安く売られている
・支払い方法が、銀行振込だけになっている
・会社の住所や電話番号が、でたらめか、書かれていない
・日本語の言い回しが、少し不自然
■見つけ方
・自社の名前、商品名で、ときどき検索してみる
・検索結果やネットの広告に、知らないアドレスで自社の名前が出ていないか見る
・お客様から「こんなサイトがあった」と連絡があったら、すぐに確かめる
■見つけたら、最初にすること
1. 偽サイトのアドレスと、画面を記録する
画面の写真を撮り、見つけた日時をメモしておきます。
2. 自社のホームページとSNSで、お知らせを出す
「当社の名前をかたる偽サイトがあります。当社の正しいアドレスは○○です」と書き、お客様に注意を呼びかけます。
3. 関係する窓口に連絡する
偽サイトが使っているサーバーの会社やドメインの会社への連絡、検索結果からの削除の申し立て、警察や消費生活センターへの相談などがあります。被害が出ている場合は、早めに警察に相談してください。
4. お客様から問い合わせがあったときの答え方を、社内でそろえる
■自社のサイトが「本物」だと分かってもらう工夫
・会社の住所、電話番号、代表者の名前を、はっきり載せる
・支払い方法を、ホームページに明記しておく
・正しいアドレスを、名刺やSNSのプロフィールにも載せる
・お客様に「当社からのお知らせは、このアドレスからだけです」と伝えておく
■自分で確かめるチェックリスト
・自社の名前で、最近検索してみた
・知らないアドレスで、自社の名前やロゴが使われていない
・ホームページに、会社の住所、電話番号、支払い方法を載せている
・偽サイトを見つけたときに、誰が何をするかを決めている
・正しいアドレスを、名刺やSNSにも載せている
■よくある質問
Q. 偽サイトは、自分で消すことができますか?
A. 自分で消すことはできません。偽サイトが使っているサーバーやドメインの会社に申し立てをしたり、警察に相談したりして、止めてもらう流れになります。
Q. 偽サイトで買ったお客様から、補償を求められました。
A. まずは事実を確かめ、偽サイトであることと、自社の正しい窓口をお伝えします。補償の扱いは、弁護士などの専門家に相談してください。
Q. 自社のサイトが乗っ取られたのか、偽サイトなのか、区別がつきません。
A. アドレス(ドメイン)が自社のものと同じなら、自社のサイトが書き換えられた可能性があります。違うアドレスなら偽サイトです。自社のサイトが書き換えられている場合は、すぐに復旧の対応が必要です。
Q. 小さな会社でも、偽サイトに名前を使われますか?
A. 使われることがあります。会社の規模にかかわらず、ときどき自社の名前で検索して確かめておくと安心です。
Q. お知らせは、どこに載せればいいですか?
A. ホームページのトップ、お知らせ欄、SNSの3か所が目安です。お問い合わせの自動返信にも、一言添えておくと伝わりやすくなります。
■どう動けばいいか相談したい方へ
「偽サイトを見つけたが、何から手を付ければいいか分からない」
「自社のサイトを、本物だと分かりやすくしたい」
そんなときは、状況をうかがって、確かめ方と進め方をアドバイスします(法律の判断や交渉はお受けしていません)。
IT・WEBのお悩み事をお聞きしアドバイスします