改ざんの話というと、WordPressのサイトのことだと思われがちです。
でも実際には、ほかの仕組みで作られたホームページも同じように狙われます。
あるサイトでは、トップページを開くと、海外の怪しい広告のページが表示されるようになっていました。
Googleの検索結果にも、見覚えのない外国語の説明文が出ていました。
■このときに起きていたこと
調べてみると、サイトを動かしている仕組み(CMS)が古い版のまま何年も更新されておらず、画像をアップロードする機能の弱点から入り込まれていました。
目に見えるトップページの書き換えは、最後の段階でした。
その前から、見えない場所に不正なファイルや設定が少しずつ置かれていたのです。
■WordPress以外でも、狙われる理由は同じ
・作ったときの版のまま、更新されていない
・使っている仕組みそのものの開発が止まっている
・管理画面のパスワードが簡単、または使い回している
攻撃は、弱点のあるサイトを機械的に探して回るものがほとんどです。
どの仕組みで作られているかより、手入れされているかどうかが分かれ目になります。
■気づいたら、最初にすること
1. 何も触る前に、今のファイルを丸ごと保存する
慌てて消すと、どこから入られたのかが分からなくなります。
2. 管理画面、サーバー、FTPのパスワードを変える
3. Search Consoleで、サイトの持ち主として登録されているか確かめる
見覚えのないオーナーが追加されていることがあります。
4. 直すときは、正しいファイルと見比べて、不正なものを取り除く
トップページだけ直しても、裏口が残っていれば数日で元に戻ります。
5. 直したあとは、Googleに見直しを依頼する
不正なページの削除や、トップページの再読み込みを申し込みます。
■直ったのに、まだ怪しいページが表示されるとき
Googleの検索結果は、すぐには入れ替わりません。
直したあとも、しばらく古い内容が表示されることがあります。
Search Consoleから再読み込みを依頼して、様子を見ます。
■更新が止まった仕組みは、乗り換えも考える
開発が終わった仕組みは、新しい弱点が見つかっても直されません。
直して終わりにせず、これを機に、更新が続いている仕組みへの乗り換えも考えておきましょう。
■どこから手を付ければいいか分からない方へ
「WordPressではないので、どこに頼めばいいのか分からない」
「制作会社と連絡が取れず、何の仕組みで作られているのかも分からない」
そんなときは、今の状況をうかがって、確かめ方と進め方をアドバイスします。
IT・WEBのお悩み事をお聞きしアドバイスします