オリジナル小説『熟(つくづく)』 第1話(サンプル掲載)
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熟、俺は煮え切らない人間だと思う。
熟、考えは深くありたい。
熟、思いは沈んでいく。
いや、「熟」を「つくづく」って無理がないか?
でもさ、そうなんよ。
熟々でつくづくっていうのもあるみたいだけど、
それにしても、ないよ、これはないよ、ほんと。
まぁ、面白くはあるんだけど、そんなことよりも、ついさっき書き上げた駄文について思い返す。
異次元だの見えない存在だのを、便所の落書きのようにnoteにぶちまけていたが、答えも示唆もなけりゃ意味もないなと。
そんなことを考えていると、心持ちは腐ったみかんのようにジュクジュクとしてくる。
指で押したら、それこそ得体の知れないものがヌルリと這い出してきそうな、まるで小林泰三作品のような雰囲気だ。
そんなこんなでまた性懲りもなく駄文を作ってはいるものの、さっきから俺のとなりにいる。
これ。
なに?