「AIで作ったものって、本当に合っているの?」
ココナラで依頼を考えている方から見ると、ここはやっぱり気になるところだと思います。
私の出品では、説明文に「AIを補助に使っています」と書いています。隠さずに書いているのには理由があって、そのぶん、納品前のテストと照合を作業の工程にしっかり組み込んでいるからです。今日は、なぜそうしているのかを、出品者としての本音でお話しします。
AIは「それらしく」作るのがとても得意
エンジニア歴9年、生成AIのプロダクト開発にも携わってきました。その中で実感しているのは、AIはとても速く、それらしいものを作ってくれるということです。
ただ、「それらしい」と「合っている」は別物です。たとえば、よくある例として
・見た目はきれいに動くのに、ある条件の行だけ集計から抜けている
・PDFから読み取った数字が、1けただけちがっている
・エラーは出ないのに、日付の並びが月ごとにずれている
どれも、ぱっと見では気づきにくいものばかりです。しかも、AIが作るものは見た目が整っているぶん、かえって「大丈夫そう」に見えてしまいます。だからこそ、できあがりを信じる前に、確かめることを工程の一部にしています。
人が手で作る場合も、もちろんまちがいは起こります。ただ、AIはとても自信がありそうな形でまちがえることがあります。だから、作ったあとの「たぶん大丈夫」をあてにしない流れにしておくことが大切だと考えています。
テストと照合は「あとで」ではなく「工程の中」に
確かめる作業を「時間があればやる」にしてしまうと、忙しいときほど抜けてしまいます。そこで、作る作業と同じように、テストと照合を最初から作業の流れに入れています。
・テスト:決めた操作をしたときに、決めたとおりの結果になるか
・照合:できあがった数字や文字が、元の資料やデータと合っているか
どちらも、作り始める前に「何がどうなっていれば正解か」を決めておくのがポイントです。正解の形が先に決まっていると、AIに作ってもらったあとも迷わずに確かめられます。購入前のメッセージで、今の作業の流れやほしい形をうかがっているのも、この「正解の形」をはっきりさせるためです。
たとえばPDFをExcelに変換するサービスでは、数値や合計を元の資料と照らし合わせた結果を「照合表」としてお渡ししています。読み取れなかった所や、確認が必要な所も一覧にしています。どこまで確かめたかが見えると、受け取った方も安心して使えるからです。
GASでスプレッドシートを自動化するサービスも同じ考え方です。決めた操作で動くかのテストと、処理した結果が合っているかの照合をしてから、お渡しするようにしています。
依頼する方にとっての良いこと
確かめる工程があることで、依頼する方には次のような良いことがあると考えています。
・受け取ってから「数字が合わない」と気づく心配が減る
・どこまで確かめてあるかが分かるので、社内でも説明しやすい
・気になる所があったときに、どこを見ればいいかがはっきりする
・受け取ってからの手直しが減り、そのまま使い始めやすい
もちろん、元の資料が読み取りにくい場合など、確かめきれない所が出ることもあります。そういう所は「確認が必要な箇所」として、隠さずにお伝えするようにしています。分からない所を分からないと書くことも、品質のうちだと思っています。
AIのおかげで、小さな作業を手ごろな料金でお受けできるようになりました。その速さで生まれた時間を、確かめることに回している。それが私のやり方です。「AIで作ったもの、本当に使えるのかな」と不安な方にこそ、一度ご相談いただけたらうれしいです。
スプレッドシートの毎日の作業を自動にしたい方は、こちらでお手伝いしています。
PDFや画像の表をExcelにしたい方には、照合表をつけてお渡ししています。