こんにちは、小論文ガチ勢です。
慶應義塾大学文学部4年で、一般選抜(小論文あり)で現役合格しました。大学に入ってからは、塾講師として4年間、中高生を教えています。
今回のテーマは「感情を捨てろ」です。
小論文で点を取りたいなら、課題文を読むときも書くときも、感情は一切使わない。その理由と、具体的なやり方を解説します。
■現代文と小論文、いちばん差が出るのは「ロジカルシンキング」
現代文は、ロジカルシンキングがなくても解けてしまうことがあります。
物語文なら、登場人物の気持ちに寄り添えば答えが見えてくる。評論でも、「この筆者、なんか極端なこと言ってるな」と感じながら選択肢を見ると、「あ、これだ」と分かってしまうこともあります。
でも、小論文は違います。
小論文で見られているのは、「自分のロジックをどれだけうまく言葉にできるか」です。選択肢はありません。感覚で当てることができないので、ロジカルシンキングの力がそのまま点数の差になります。
■いちばん大事なのは「感情をゼロにする」こと
では、ロジカルに読むために何が必要か。いちばん大事なのは、感情を排することです。
「この意見は好き」「これはおかしいと思う」という気持ちを、いったんゼロにします。
感情で読むと、課題文を「自分の思い込み」で読んでしまうからです。
感情をゼロにしたうえで、まずやることは2つだけです。
【ステップ1】筆者の見解を、一文で抽出する
【ステップ2】「世間一般の考え」を、筆者の文章の中から抽出する
■具体例で考えてみる
たとえば、こんな課題文があったとします。
「最近はコンピューターやAIに頼りすぎていて、もともとあった手紙の文化や、人と人が話す文化が損なわれている」
【ステップ1】筆者の見解
→ AI化・コンピューター化に対する危機感
【ステップ2】世間一般
→ 昨今はコンピューター化・AI化が進んでいる
こうして並べると、筆者は「世間一般」と「自分の見解」を対比させていることが分かります。
この対比の構造が見えてはじめて、この課題文を「読めた」と言えます。
■「世間一般」を自分のイメージで決めると、全部ずれる
ここでよくある失敗が、「世間一般」を課題文からではなく、自分の頭の中のイメージで決めてしまうことです。
たとえば「世の中の人は、AIは危ないと思っている」という自分のイメージで読むと、筆者も世間も同じことを言っていることになり、対比が消えてしまいます。そうなると、要約も意見も、筆者の言いたいことから大きくずれていきます。
「世間一般」も、必ず課題文の中から抜き出す。ここに自分の感情やイメージを混ぜないことが、ロジカルに読むということです。
■まとめ
・現代文は感覚でも解けることがあるが、小論文はロジカルシンキングで差がつく
・読むときは、感情をゼロにする
・筆者の見解を一文で抽出する
・「世間一般」も、自分のイメージではなく課題文の中から抽出する
・2つの対比をはっきりさせてから、書き始める
今回の例はあくまで一例です。どんなテーマの課題文でも、この2ステップは変わりません。
■添削も受け付けています
「自分の答案が、感情で書いてしまっていないか不安」という方は、ココナラで添削を受け付けています。
筆者の見解と世間一般を正しくつかめているかも含めて、どこで点を落としているのかを具体的にお伝えします。多くの場合、24時間以内にお返しします。