公式サイトを直してもAIが古いままの理由

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ビジネス・マーケティング
1本目の記事では、AIに自分の店のことを聞いたときに起きる「3つのズレ」――情報が古い・間違っている、名前が出てこない、聞くたびに答えが違う――について書きました。
今回はその続きです。ズレがあると分かったとして、では何を直せばいいのか。その入口の話をします。

AIが見ている「店の情報」は、主に3か所にある

AIは、店の情報をどこか1か所から取ってきているわけではありません。大きく分けると、次の3か所にある情報が材料になっています。
1つ目は、店自身が出している公式の情報です。公式サイト、公式のSNSアカウントなど。「正本」にあたる場所です。
2つ目は、地図サービスや口コミサイトに載っている情報です。Googleビジネスプロフィールをはじめ、食べログのような口コミサイト、予約サイトなど。お客さまが日常的に見るのは、むしろこちらのほうかもしれません。
3つ目は、第三者が書いた紹介情報です。地域情報サイトのまとめ記事、ブログの紹介記事、ニュース記事など。店自身では直接コントロールできない場所です。

ズレの多くは「場所ごとの食い違い」から起きる

ここで大事なのは、この3か所の内容が、必ずしも一致していないということです。
公式サイトでは営業時間を直した。でも、地図サービスのほうは古いまま。口コミサイトには、移転前の住所が残っている。まとめ記事は、数年前の情報をそのまま載せている。
AIは、こうしたバラバラの材料を寄せ集めて答えを作ります。材料同士が食い違っていれば、答えもそのときどきで違うものになります。「公式サイトを直したのに、AIの答えは古いまま」ということが起きるのは、このためです。直した場所と、AIがそのとき参照した場所が、違っていたわけです。

直す順番は「間違いを消す」が先

では、どこから手をつけるか。順番の考え方はシンプルで、まず「間違っている情報を消す・合わせる」ことです。新しい情報を足すのは、その後で構いません。
理由は、間違った情報が残っている限り、それが材料として使われ続けるからです。営業時間が古いままのページが1つ残っていれば、AIは自信を持って古い時間を答えることがあります。

自分でできる、最初の3点

専門的な作業の前に、店主自身で確認できることが3つあります。
1. 営業時間の一致
公式サイト、地図サービス、主な口コミサイトで、営業時間と定休日がすべて同じになっているか。祝日の扱いまで含めて、見比べてみてください。一番ズレが起きやすく、お客さまへの実害も一番大きい場所です。
2. 店名の表記の統一
店名の表記が場所ごとに揺れていないか。漢字とひらがな、スペースの有無、旧店名の残りなど。表記がバラバラだと、AIにとって「同じ店の情報」として結びつきにくくなります。
3. 古いページの始末
移転前・リニューアル前の古いページや、閉じたはずの旧アカウントが残っていないか。心当たりのない紹介ページが見つかることもあります。自分で消せないものは、修正依頼の窓口がある媒体も多いので、まず「どこに古い情報が残っているか」の把握だけでもしておく価値があります。

最後に

この3点は、あくまで入口です。実際にAIがどの情報源を参照して答えを作っているかは、店ごとに違いますし、外から眺めるだけでは分かりません。
当店の診断では、お客さまが聞きそうな質問60問をChatGPTとGeminiに各3回ずつ、合計360回聞いて、名前の出方・情報の間違いに加えて、どの情報源が参照されているかまでレポートにまとめています。「自分の店の場合はどこが原因なのか」を特定したい方は、下のサービスカードからご覧ください。
※この記事の事例は、一般的なケースを基にした架空の例です。特定の店舗の計測結果ではありません。

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