案件は増えても休めない経営者の現実

案件は増えても休めない経営者の現実

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コラム
見渡せば深夜のオフィスに自分一人の明かりだけが灯っている。このような状況がここ数ヶ月ずっと続いていました。

Web制作やデジタルマーケティングの事業を立ち上げてから数年が経ち、おかげさまでクライアントからの相談や案件の依頼は順調に増えています。しかし、事業が拡大する一方で、私自身の労働時間は右肩上がりに増えるばかりでした。

日中はクライアントとの打合せや見積もりの作成、進行中のプロジェクトの全体統括に追われます。そして業務時間が終わった夜から、ようやく自分自身の手を動かす作業に取りかかる。気がつけば時計の針は深夜を回っており、疲労困憊のまま帰宅する日々が日常化していたのです。

なぜプレイヤーを抜け出せないのか

私が経営する会社には、意欲的な若手メンバーが数名在籍しています。彼らは真面目で努力家ですが、クライアントとの複雑な交渉や、複数の案件が同時に動く現場の進捗管理を丸投げするには、まだ経験が足りません。

結局のところ、トラブルの対応やクオリティの最終チェック、重要案件の進行管理はすべて私のところに落ちてきます。

自分で処理してしまった方が確実で早い。


そう考えて自ら手を動かし続けてしまう悪循環に陥っていました。本来であれば、代表として会社の将来を見据えた戦略立案や事業拡大に時間を使うべきです。しかし現実には、日々の現場作業をこなすだけで精一杯という状態が続いていました。

現場に必要なのは指導役となるミドル層

この悪循環を断ち切るために必要なピースは明確でした。

現場の第一線で案件をスムーズに回しながら、若手メンバーの指導やフォローもこなせる中堅クラスのディレクターです。実務経験が豊富で、自走できるミドル層の存在こそが、現在の当社に最も不足している要素でした。

しかし、知名度の高くない小規模な会社にとって、即戦力となるミドル層の採用は想像以上に厳しい壁として立ちはだかることになります。
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