電子書籍のWord原稿、縦書きにする前に確認したい4つのこと

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はじめに


横書きで書いたWordの原稿を、電子書籍用に縦書きにしたい。Wordには縦書きの設定があるので、ボタン1つで切り替えられます。ただ、切り替えたあとに「数字が横に寝ている」「目次が作れない」「ページの区切りがずれる」といった手直しが出てくることがよくあります。この記事では、縦書きにする前に原稿で確認しておきたい4つのことを紹介します。

1. 縦書きへの切り替えは「文字列の方向」から


Wordで縦書きにするには、「レイアウト」タブの「文字列の方向」から「縦書き」を選びます。原稿全体がまとめて縦書きになります。このとき用紙の向きが横長に変わることがあるので、「印刷の向き」もあわせて確認しておきましょう。

一部だけを縦書きにしたい場合は、セクションを分ける必要があります。電子書籍の本文なら、原稿全体を縦書きにするのが基本です。

2. 半角の数字は「縦中横」か漢数字にする


縦書きにすると、半角の数字や英字は横に寝た状態で表示されます。「2026年」の「2026」が90度回って見えるのはこのためです。

直し方は2つあります。

・2けたの数字(「12月」の「12」など)は、選んでから「ホーム」タブの「拡張書式」→「縦中横」で、1文字分の幅に横並びで収める
・3けた以上の数字は、「二〇二六年」のように漢数字に書き換える

どちらにするかは原稿の中でそろえておくと、読みやすくなります。

3. 見出しには「見出し」スタイルを使う


章や節のタイトルを、文字を大きく太くするだけで作っていませんか。目次を自動で作るには、見出しに「ホーム」タブのスタイルから「見出し1」「見出し2」を設定しておく必要があります。

見出しスタイルが付いていれば、「参考資料」タブの「目次」から、章立ての一覧がそのまま作れます。電子書籍では、目次から各章へ移動できることが読みやすさにつながります。

4. 章の区切りは、空行ではなく「改ページ」で


章の終わりで次のページに送るために、Enterキーで空行を何行も入れていると、文字の大きさや画面の幅が変わったときに区切りがずれてしまいます。電子書籍は読む人の端末によって1ページの文字数が変わるため、特に注意が必要です。

章の区切りには、「挿入」タブの「ページ区切り」(Ctrl+Enter)を使いましょう。空行で調整している箇所は、縦書きにする前に整理しておくと、仕上がりが安定します。

まとめ


縦書きへの切り替え自体は簡単ですが、数字の向き・見出しスタイル・章の区切りの3つが整っていないと、あとの手直しが増えます。縦書きにする前に原稿を一度見直してみてください。出版するサイトによって原稿の形式の指定があるので、そちらの案内もあわせて確認しておくと安心です。

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