AIにYouTubeの台本を頼んだら、文章はできた。
でも、動画にしようとすると「ここで何を映せばいいんだろう」と手が止まる。
会社やサービスの紹介動画を作るとき、そんなことはありませんか。
この場合は、一文ずつ「話す内容」と「映す画面」を組にしてみましょう。文章を読んだときには気づかなかった、足りない素材も見えてきます。
台本の横に、映す画面を書き足す
以下は、架空のオンライン講座の申込みを題材にした自作例です。AIの実出力ではありません。
申込みの流れは、講座ページで日程を選び、名前とメールアドレスを入力して送信し、受付メールを確認するものとします。
まず、話す内容だけの台本を見てみます。
「講座ページで日程を選び、必要事項を入力して送信してください。受付メールをご確認ください。」
手順は書いてあります。けれど、動画を作る担当者には、どの画面の、どの部分を見せるのかがまだ分かりません。
ここに、映す画面を添えてみます。
場面1:参加する日程を選ぶ
話す内容:
「講座ページで、参加したい日程を選びます。」
映す画面:
講座ページの日程欄を表示。選んだ日程を枠で囲み、注目する場所を示します。
場面2:必要事項を入力する
話す内容:
「お名前とメールアドレスを入力し、送信ボタンを押します。」
映す画面:
見本の入力画面で、名前欄、メールアドレス欄、送信ボタンの順に見せます。
場面3:受付を確認する
話す内容:
「受付メールが届いたら、申込みの内容を確認してください。」
映す画面:
説明用に用意した受付メールを表示し、申込内容の確認箇所を示します。
操作名や申込み後の流れは、実際のサービスに合わせて置き換えてください。
説明する言葉と、見せる場所をそろえる
この書き直しでは、元の手順に沿って「どの説明を、どの画面で見せるか」を決めています。
例えば、名前の入力を説明している間に、講座の紹介写真だけを映していたら、視聴者は入力する場所を確認できません。
入力欄の説明には入力画面を、受付の確認には受付画面を合わせる。まずは、この対応をそろえてみてください。
YouTube公式の撮影案内でも、撮る場面を事前にリストにする準備が紹介されています。Adobeが紹介する絵コンテも、映像の流れを事前に具体化するためのものです。
細かな絵が描けなくても、画面の枠と短いメモから始められます。
映す素材がない場面は、未用意と残す
画面を書き足してみると、「この操作画面はまだ用意していない」「説明に合う写真がない」という箇所が出てくることがあります。
その箇所は「素材未用意」と残し、画面録画、自作の図解、追加撮影のどれで用意するかを考えます。
AIに整理を頼む場合は、例えば次のように指示できます。
次の台本を、場面ごとに「話す内容/映す画面/不足している素材」で整理してください。
確認済みの手順と、使える素材だけを使ってください。
素材がなければ「素材未用意」、手順が不明なら「要確認」と記載してください。操作や機能を補わないでください。
確認済みの手順:[自社で確認した手順]
使える素材:[公開できる写真・画面・図]
元の台本:[台本を貼り付ける]
提案を採用する前に、ボタン名や操作の順番を実物と照合しましょう。録画には公開してよい見本データを使い、顧客情報や個人情報が映らないようにします。
今日は、最初の一場面だけ決めてみる
手元の台本の最初の一段落を取り出して、横に「この説明では何を映すか」を一行で書いてみてください。
書けなければ、必要な画面や図を先に用意します。文章と素材がそろってから、次の場面へ進みましょう。
動画の冒頭で何を伝えるか迷う方には、こちらの記事も参考になります。
企業YouTube、会社紹介が長すぎる?「知りたい答え」から始める台本例
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ビジネス系YouTube動画を企画から編集します
参考情報:YouTubeヘルプ「撮影に関するヒント」、Adobe「絵コンテ(ストーリーボード)の始め方」
確認日:2026年11月5日