原価に30%上乗せ=粗利率30%?値付けで混同しやすい計算

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「原価700円だから、30%上乗せして910円で売れば粗利率30%になる」と考えていませんか。実はこの場合、粗利率は約23.08%です。違いは、何を分母にするかにあります。

■ 原価率と粗利率は、売価を基準にする
原価率=原価÷売価×100
粗利率=(売価-原価)÷売価×100

説明用の仮例として、原価700円・売価1,000円なら、粗利額は300円、原価率70%、粗利率30%です。同じ原価の範囲で計算すれば、原価率と粗利率の合計は100%になります。

■ 「原価への上乗せ率」は別の数字
700円×1.3=910円。粗利額は210円ですが、粗利率は210÷910×100=約23.08%です。
「原価に対する30%」と「売価に対する30%」を同じにすると、想定より利益が少なくなります。

■ 粗利率30%を目標にするなら
必要な単価=原価÷(1-目標粗利率)
700÷(1-0.30)=1,000円となります。1円未満が出る場合は切り上げます。目標率は100%未満、税抜・税込の基準はそろえて比較しましょう。

■ 値上げ前に確認したいこと
原価に含めていない送料や販売手数料があれば、この粗利からさらに差し引く必要があります。固定費や税金も含めた最終的な利益とは違います。また、値上げ後も同じ数量が売れるとは限りません。率だけでなく、1個あたりの粗利額と販売数量を分けて確認することが大切です。

■ 1商品の計算なら電卓で十分です
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本記事の数値は仮例です。売上や利益を保証するものではありません。
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