まじょさんと、いつもの白猫。#07|今日は、ゆっくり

まじょさんと、いつもの白猫。#07|今日は、ゆっくり

記事
コラム
「今日は、ゆっくりしよっか」

まじょさんがそう言うと、
白猫は、いつもの場所で丸くなっていた。

(^ ー ﻌ ー ^)

「……もう、ゆっくりしてるね」

お茶をいれて、
まじょさんも隣に座る。

今日は、
急いでやることも、
急いで決めることも、
少しだけ横に置いて。

窓の外を眺めながら、
あたたかいお茶をひとくち。

「こういう日も、好きだなぁ」

白猫は、
やっぱりそのまま。

(^ ー ﻌ ー ^)

ゆっくりしていると、
いつもは通り過ぎてしまうものが、
少しだけ見えてくる。

お茶のあたたかさとか。
窓から入る光とか。
今、ここにいる自分とか。

「今日は、このままでいっか」

白猫のとなりで、
まじょさんも、ゆっくり目を閉じた。

たぶん白猫は、
今日だけじゃなく、
いつだって、ゆっくりしている。


魂の翻訳者|魔女chichi
サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す