アスペ当事者として、親御さんに知ってほしいこと。【ASD】

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ASD当事者として、自分の子供時代を振り返りながら、
親御さんに知ってほしいことを書いています。
団長という一人称は、性別を限定したくないために使っています。

アスペのお子さんをお持ちの親御さん、
日々お疲れさまなんてレベルのものではないと思います。
当事者として、自分の子供時代を振り返ってみて
お伝えしたい事を書いてみます。

原因探しはしなくていい

まず、「遺伝ではないか?」そう自分や配偶者を責めてしまう気持ち、
もしあったら、クシャッと丸めて捨ててください。
理由は、原因探しを子供は望んでいません。
誰が悪いとかそんな事よりも、家族が平穏でいてほしいんです。

子供が言うことを聞かないとき、グズるとき

平穏でいられない、多動性などで暴れてたり泣いて言うことを聞かない。
あるいは口が達者で、質問責めや言い返してきてばかりで腹が立つ。
もう注意するのも虚しくなってくる、そういう場合もあるでしょう。

そういう時には、お子さんの周りに、
毛布やクッションを集めて、とりあえずの怪我の危険を防ぎ、
物理的に距離を取って、親御さんが1人になり落ち着いてください。

親も人間です、限界のまま子供に接していても、それはどこかで伝わり、
相互作用でイライラと不安を分け合ってしまうからです。
そうすると、ますます子供は頭がこんがらがり、悪循環です。

理由を理解は出来なくても、とりあえず尋ねてほしい

その次にしてほしいと思うことは、理由を尋ねてほしいです。
「何故、そういうことをするのか?」
「何故、それにこだわるのか?」
子供は最初はうまく説明なんて出来ません。
理由は、感覚過敏など身体が原因のこともあるからです。

なのでもうこんこんと、金塊でも掘るつもりで深掘りしてみてください。
案外、服がチクチクして気持ち悪い、安心できるハンカチが無い、
なんてことを言語化できずに、ぐずっていたりします。

尋ねてみても、理解できない理由かもしれません。
何もかもを許容する必要もありません。
ただ、聴いてあげてください。それだけでも救われるんです。


普通と言わないでほしい、そして比べられても困る

アスペは本当に特性が人それぞれで、
参考にできるモデルケースが無く、困る親御さんも多いでしょう。

でも、本人は自分の発達の凸凹で、まだ言語化できない困りごとや、
健常者とは違う働きをする、脳の機能の偏りのおかげで、
自分の意見がいつでも他人と違う、孤独感などを抱えています。

それでも周りに馴染もうとして、
演技をしてカモフラージュをする子供もいます。
そこへ「普通と変わらない」「周りの子と一緒だよ」という、
一見誉め言葉のようなものを投げられると、
ホッとするとともに、その演技がやめられなくなり、後で本人が困ります。
人と居る時に常に演技をしていては、緊張感から疲れ果ててしまいます。

なので、優しく声掛けをするのは、なかなか難しいかもしれませんが、
そして、こういう言葉に正解はないのでしょうが、
団長が子供の頃、誰かに言われたかったことは、
「出来て当たり前じゃない。
がんばってるの、知られないように隠してるんだよね。」でした。

身体の疲れやすさを、わかってほしい

アスペの子供は、大体感覚過敏を抱えています。
視覚優位が過ぎて、目から受け取る情報が洪水のようだったり、
光や音に敏感で、刺激が強すぎて実際に痛みを感じる場合もあります。
ぼんやりと過ごしているように見えても、内側は必死な事が多いです。

例えるなら、毎日が運動会の翌日のような疲れ具合です。
それが365日、毎日続くんです。
「普通の毎日を過ごす」ことで、もう疲れ切ってしまうんです。
それにプラスして何かをしろと言われても、なかなか難しいです。

なので、
「少し外出したくらいで」
「ちょっと運動したぐらいで」
それは、言わないであげてください。

産んで育ててくれてありがとう

長くなってしまいましたが、
子供時代を振り返ってみて、書いてみました。
うちの親も、相当団長のことを育てにくかったと思います。
それでも頑張ってくれました、まだ療育などはない時代でしたが。

色々親子として嚙み合わない部分もありますが、
団長は両親に、
「産んで育ててくれて、本当にありがとう」と言いたいです。
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