「今日はどうしますか?」
と聞かれたとき。
特に決めていなくて、
「おまかせでお願いします」
と言ったことはありませんか?
もしくは、
「おまかせって言ったら美容師さん困るかな?」
と思って、なんとなくいつもと同じ髪型をお願いしている方もいるかもしれません。
美容師を20年やってきた私の感覚では、
「おまかせ」は全然アリです。
むしろ、
「自分では何が似合うかわからないから提案してほしい」
と言ってもらえるのは、美容師として嬉しいことでもあります。
ただ、一つだけ。
同じ「おまかせ」でも、少しだけ情報をもらえると提案のしやすさがかなり変わります。
美容師にとって「おまかせ」はどこまでおまかせ?
例えば、
「全部おまかせします!」
と言われたとします。
美容師側からすると、実はここから考えることがたくさんあります。
短くしても大丈夫なのか。
前髪を作ってもいいのか。
毎朝アイロンを使うのか。
仕事で髪を結ぶ必要があるのか。
カラーは明るくしても大丈夫なのか。
そもそも、かわいい感じが好きなのか、大人っぽい感じが好きなのか。
美容師は髪質や骨格、毛量などを見ながら考えますが、その人の生活までは髪を見ただけでは分かりません。
だから「おまかせ」がダメなのではなく、
「これだけは嫌」を教えてもらえると、とても助かります。
「おまかせ+これは嫌」が一番伝わりやすい
難しく考える必要はありません。
例えば、
「似合う感じでおまかせしたいです。でも短すぎるのは嫌です」
これだけでもOKです。
ほかにも、
「朝はあまりセットしたくない」
「結べる長さは残したい」
「前髪は作りたくない」
「髪が広がって見えるのは嫌」
「若く見せたいけど、若作りっぽくなるのは嫌」
こういう情報って、美容師側からするとすごくありがたいんです。
「やりたい髪型」が分からなくても、
「やりたくない髪型」が分かれば、選択肢を絞ることができます。
これは以前のブログでも少し書きましたが、髪型を決めるときには意外と大切なポイントです。
写真を見せて「こんな感じでおまかせ」もアリ
Instagramなどで、
「この髪型いいな」
と思った写真があれば、それを見せてもらうのも全然OKです。
そのモデルさんと顔型や髪質が違っていても問題ありません。
写真とまったく同じにするためではなく、
「この人はこういう雰囲気が好きなんだな」
と分かるだけでも、提案するヒントになります。
「この写真の前髪が好き」
「長さは違ってもいいけど、この雰囲気が好き」
くらいでも十分です。
個人的には、写真を何枚か見せてもらうのも好きです。
バラバラに見える写真でも、見ていると意外と共通点があったりするんですよね。
「あ、この感じが好きなんですね」
と分かる瞬間があります。
これも美容師とのカウンセリングの面白いところだと思います。
「何が似合うか分からない」も、そのまま伝えて大丈夫
そして一番伝えたいのがこれです。
美容室に行く前に、自分で髪型を完成させておく必要はありません。
「ショートにするかボブにするか決めてない」
「前髪もどうしたらいいか分からない」
「そもそも何が似合うか分からない」
それでも大丈夫です。
そのためにカウンセリングがあります。
むしろ、
「分からないので相談したいです」
と最初に言ってもらった方が、美容師も提案しやすかったりします。
ただ、美容室だとうまく話せない人もいます
20年間サロンワークをしていると、
カウンセリングのときに少し緊張されている方もたくさん見てきました。
家では、
「あれも聞こう」
「これも伝えよう」
と思っていたのに、美容室に着いたらうまく言えない。
そして、
「いつもと同じ感じでお願いします」
となってしまう。
美容室を出てから、
「あれ聞けばよかったな…」
と思う。
そんな経験がある方もいるんじゃないでしょうか。
美容室に行く前に相談するのも一つの方法です
そんな方のために、ココナラで美容室へ行く前の髪型相談サービスを作りました。
「似合う髪型が分からない」
「髪型を変えたいけど勇気が出ない」
「美容師さんにどう説明したらいいか分からない」
そんなことを、美容室に行く前に文章でゆっくり相談できます。
美容師歴20年の経験をもとに、髪質や現在の長さ、普段のお手入れ、なりたい雰囲気などを聞きながら一緒に考えます。
そして最後には、
担当の美容師さんにそのまま見せられる「オーダー文章」
としてまとめます。
「おまかせって言っていいのかな?」
と悩んでいたら、
「おまかせしたいんですけど、これだけは嫌です」
から始めてみてください。
それだけでも、きっと今までより美容師さんとイメージを共有しやすくなると思います。
美容室は、髪型を完璧に決めてから行く場所じゃありません。
一緒に似合う髪型を考える場所でもあります。
次の美容室が、少しでも楽しみになれば嬉しいです。