AI開発は「作る」より「直す」が大変だった

AI開発は「作る」より「直す」が大変だった

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IT・テクノロジー
生成AIを使えば、プログラムなんてもっと簡単に作れる。
最初は、そんなふうに思っていました。
「こういう機能が欲しい」とAIに伝える。
コードを書いてもらう。
MT5で動かしてみる。
うまくいかなければ、またAIに聞く。
これを繰り返せば、そのうち完成するだろう。
ところが実際にやってみると、「作る」より「直す」方がずっと大変でした。
今回作ったのは、MT5で使う半自動の決済・管理補助ツール、
Dynamic-Panel
です。
相場を予測したり、自動で売買ポイントを判断したりするものではありません。
エントリーは自分で行い、その後の決済やポジション管理を補助するためのツールです。
そもそも、なぜ作ろうと思ったのか
トレードをしていると、
「ここで決済するつもりだったのに、もう少し待ってしまった」
「含み益が減ってきたのに、なかなか決済できない」
そんなふうに、最初に考えていたルールと実際の行動がズレることがあります
そこで、
自分で決めた管理ルールを、できるだけ機械に手伝ってもらえないか
と考えたのが始まりでした。
全部を自動売買にしたいわけではありません。
エントリーの判断は自分でする。
でも、その後の管理で迷いやすい部分はツールに任せる。
そんなものが欲しかったんです。
AIに頼めばすぐ作れる……と思っていた
今は生成AIに、
「MT5でこういう動きをするプログラムを作って」
と頼めば、かなりの量のコードを書いてくれます。
これは本当にすごいです。
私一人だったら、最初から全部書こうとは思わなかったかもしれません。
ところが、コードが出てきたからといって、そのまま完成するわけではありませんでした。
実際にMT5で動かしてみる。
すると、
「あれ?」
となります。
ボタンは表示された。
でも動きが想定と違う。
そこを直してもらう。
すると今度は別のところがおかしくなる。
また直す。
すると、以前直したところが元に戻る。
この繰り返しです。
「そこだけ直して」が意外と難しい
AIとの開発で特に感じたのがこれでした。
人間としては、
「今の状態はそのままで、ここだけ直して」
と言っているつもりです。
ところがAI側では、周辺までまとめて書き直すことがあります。
例えば、
ボタンの色だけ直したい。
数値入力だけ直したい。
配置だけ少し変更したい。
そんな修正でも、別の動作まで変わってしまうことがあります。
だから途中から、
「何を変えるのか」
だけではなく、
「何を絶対に変えてはいけないのか」
まで伝える必要があると分かりました。
これはAIを使った開発で、かなり大事なことだと思います。
仕様を決めるのは結局、人間だった
制作を続けていくうちに、
「AIにコードを書いてもらうこと」
よりも大変な仕事が出てきました。
それが、
仕様を固定すること
です。
このボタンはどう動くのか。
ONのときは何色にするのか。
OFFのときはどうするのか。
数値を入力するときはどう表示するのか。
どの機能を残して、どの機能を削るのか。
これを毎回変えていたら、いつまでたっても完成しません。
AIは、
「別のやり方もあります」
といくらでも提案してくれます。
でも、それを全部試していたら終わらない。
途中から私は、
良くすることより、決めることの方が重要なんじゃないか
と思うようになりました。
機能を増やせば良いわけでもなかった
開発をしていると、不思議なもので、
「これも付けられるな」
「こっちもあったら便利だな」
と、どんどん機能を増やしたくなります。
AIも案を出してくれます。
でも機能が増えるほど、
確認する場所も増える。
修正する場所も増える。
使う側も分かりにくくなる。
そこで途中から、
付けられる機能を全部付けるのではなく、自分が実際に使いたいものを残す
方向へ変えました。
完成品を作るなら、
「何を追加するか」
だけではなく、
「何を入れないか」
を決めることも必要でした。
AIがいなかったら完成していなかった
ここまで書くと、
「AIって意外と面倒なんだな」
と思うかもしれません。
確かに面倒なことはたくさんありました。
でも、それでも私はAIを使って良かったと思っています。
分からないコードを一緒に考えてもらえる。
エラーが出たら原因を探してもらえる。
別の方法を提案してもらえる。
何度修正しても付き合ってくれる。
これを全部一人で調べながらやっていたら、途中で止まっていた可能性はかなり高かったと思います。
だから、
「AIならボタン一発で完成する」
とは思いません。
でも、
「AIが役に立たない」
ともまったく思いません。
人間が方向を決めて、AIに作業を手伝ってもらう。
うまくいかなければ、人間が判断して戻す。
この繰り返しで、ようやく形になりました。
そしてDynamic-Panelが完成した
そうやって何度も修正しながら完成させたのが、
Dynamic-Panel
です。
手動でエントリーしたあと、
決済や管理を補助するために作ったMT5用のツールです。
最初は自分が使いたくて作り始めたものですが、現在はココナラにも出品しています。
今回ブログを書き始めたのも、
完成品だけ見せるより、
「そこにたどり着くまで実際に何があったのか」
を書いた方が面白いんじゃないかと思ったからです。
成功した話だけではありません。
むしろ、
「また壊れた」
「そこじゃない」
「昨日直しただろ」
みたいな話の方がたくさんあります。
まとめ
生成AIを使えば、個人でも以前なら難しかったものを作れるようになりました。
これは本当に大きな変化だと思います。
ただ、
生成できることと、完成品にすることは別でした。
AIに作ってもらう。
人間が確認する。
直す。
また確認する。
仕様を固定する。
余計なものを削る。
最後に、
「これで完成」
と決める。
この最後の部分は、やっぱり人間の仕事でした。
このブログでは今後も、Dynamic-Panelを作っている途中で実際に起きた失敗や、
「AIにこう頼んだら、こうなってしまった」
という話を少しずつ書いていこうと思います。
AIを使って何かを作っている人に、
一つでも参考になるものがあればうれしいです。
そして、
「何度も直した結果、実際にどんなツールになったのか」
興味を持っていただけたら、ココナラで出品している Dynamic-Panel も見ていただければと思います。

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