大好きな彼なのに、彼のちょっとした言葉や態度に、「どうしてそんな言い方するの?」「なんでわかってくれないの?」と、心がざわざわする。
そして、怒ったあとには、「こんなに好きなのに、どうして私は彼にイライラしてしまうんだろう」「こんな自分、嫌だな……」と、自分を責めてしまう。
そんなことありませんか?
「好きだからこそ」期待してしまうことがある
もしかすると、彼に対する「イラッ」の奥には、「本当は、こうしてほしかった」という気持ちがあるのかもしれません。
優しくしてほしかった。わかってほしかった。味方でいてほしかった。自分と同じくらい大切に思ってほしかった。
好きな人だからこそ、私たちは無意識のうちに「きっとこうしてくれる」という小さなシナリオを心の中に作っていることがあります。
ところが、彼がそのシナリオとは違う反応をすると期待がはずれてしまう。
その瞬間、「寂しい」「悲しい」「大切にされていないのかな」「嫌われたのかな」という気持ちが生まれます、
そして、その痛みから自分を守るように、「イラッ」という怒りが出てくることがあります。もちろん、怒りの理由はそれだけではありません。でも、「私、怒っている」と感じたときに、そのひとつ奥に「本当は何が悲しかったんだろう」と問いかけてみてください。それだけで、自分の心が少し違って見えてくることがあります。
「彼が悪い」だけでは終わらせない
彼の態度に傷ついたとき、「彼が悪い」「どうして彼はわかってくれないの」と思ってしまうことは自然なことです。でも、そこで終わらせずにもう一つだけ「私は彼に、何を期待していたんだろう?」と、自分に問いかけてみてください。「これだけ好きなのだから、同じように返してほしい」「これだけ我慢しているのだから、わかってほしい」「一緒にいるのだから、もっと優しくしてほしい」そんな期待が見つかることがあります。
期待すること自体が悪いことではありません、むしろ好きだからこそ、「こういう関係でありたい」という願いがある。ただ、その願いがいつの間にか、「こうしてくれるはず」に変わってしまうと、相手がその通りにしてくれなかったとき、自分の愛情まで否定されたように感じてしまうことがあります。
だから、「彼が期待通りにしてくれなかった」という出来事と、「私は大切にされていない」という自分の解釈を、一度分けてみてください。
それだけでも心に少し余白が生まれます。
過去の喧嘩が、ふたりの間に残っているとき
もし以前、何度も喧嘩をしたり、強い言葉をぶつけ合ったりしたことがあるのなら、その記憶が心の奥に残っていることがあります。
今はもう怒っていなくても、相手の中に「また傷つけられるかもしれない」という警戒心が残っていることもあります。すると、あなたが普通に話しているつもりでも、彼には少し強く聞こえたり、何気ない言葉を否定的に受け取られたりすることがあります。
そうすると今度は、「そんなつもりじゃないのに」「どうして何を言っても悪く受け取るの?」と、あなたも傷ついてしまう。
そして、
彼が警戒する
↓
あなたが悲しくなる
↓
あなたがイライラする
↓
彼が更に警戒する
そんな循環ができてしまうこともあります。
心を開いてもらうために、まず「安全」をつくる
彼が警戒状態のとき、「どうしたら彼は心を開いてくれるのだろう?」と考えると思います。でも、無理に心を開かせようとしないことも、ひとつの愛情なのかもしれません。
「そんな意味じゃないよ」「誤解だよ」「ちゃんと話を聞いて」と、正しさを説明したくなるときもあります。
もちろん、伝えるべきことは伝えてもいい、でも、すべてをその場で解決しようとしなくてもいいのです。
彼が何かを怖がっているのなら、「そう感じたんだね」と、まず相手の感じ方を受け止めましょう。そして、穏やかに話します。
声のトーンを少し落とし、安心できる小さな出来事を増やします。
「ありがとう」「いてくれて嬉しい」そんな言葉を、見返りを求めずに自然においていく感じです。
大きな言葉で関係を変えようとするより、「この人と一緒にいても大丈夫」という感覚を、少しずつ積み重ねていきましょう。そういう時間が必要なこともあるのだと思います。
「突き放された」と感じたときは、すぐに追いかけなくていい
彼と話していて、「もういい」「そういう意味じゃないから」「別に」「勝手にしたら?」そんなふうに突き放されたように感じることがあったとき、その瞬間、心がズキッとしたり……そして「どうして?」「なんでそんな態度なの?」と、彼を追いかけたくなる……でも、そんなときこそ、一歩だけ後ろに下がってみてください。そして、「あ、今はお互いに少し緊張しているのですね」「今日はこれ以上話しても上手くいかないかもしれません」と心の中で実況してみてください。
私はこれを、「心のシャッターを静かに下ろす」というイメージで考えています。このときポイントは、彼を拒絶するためではなく、あくまでも自分の心を守るためということです。
「イラッ」の奥にいる自分を、置き去りにしない
心のシャッターを静かに下ろしてその場を離れたら、彼のことを考え続けるのではなく、今度は自分の心に戻ってきます。「私、悲しかったんだな」「本当は、優しくしてほしかったんだな」「ずっと一緒にいたいからこそ、拒絶されるのが怖かったんだな」そんなふうに、怒っている自分の奥にいる自分を、少しだけ抱きしめてあげてください。
「こんな感情は持ってはいけない」と、怒りを消そうとしなくていい、その怒りの中にある、寂しさや悲しさや不安を、まず自分自身が見つけてあげましょう。そして、「そうだったんだね」と受け止めてあげてください。
すると、相手にぶつけなくても自分の中で少しずつ気持ちがほどけていくことがあります。
今日、すべてを解決しなくてもいい
大好きな人との関係だからこそ、「早くもとに戻したい」「ちゃんとわかり合いたい」と思います。でも、長い時間をかけてできた傷や警戒心が、一度の会話でなくなるとは限りません。
だから、今日全部解決しなくてもいい。
今日、彼が優しくなかったからといって、二人の未来まで決まったわけではないのです。今日、うまく話せなかったからといって、この恋が失敗したわけでもないのです。「今日は彼の心の天気が悪かったのかもしれない」そんなふうに、少し距離を置いてみましょう。
温かいものを飲んだり、好きな音楽を聴いたり、自分の好きなことをしてみてください。自分の心を、自分で機嫌よくしてあげましょう。
そうやって、相手の心を変えようとする時間から、自分の心を整える時間へ切り替えてみてください。
「私は、この関係でどうしたい?」
ここまで書いてきたことは、「彼に合わせて我慢しましょう」という話ではありません。むしろ、反対です。
彼の反応ばかりを気にしていると、いつの間にか「私はどうしたいのか?」が見えなくなってしまいます。
「私は彼とどうなりたい?」「私は彼とどんな関係を築きたい?」「私は彼と一緒にいるとき、どんな自分でいたい?」
そして、「彼を好きでいる私は、本当は何を望んでいる?」
彼の心を開く方法を探すことと同じくらい。自分自身の心を開いてあげること。それも、恋愛には大切なのだと思います。
恋愛は、相手を変えることではなく、自分を知ることから
恋愛をしていると、どうしても「彼にどうしてほしい?」「彼はどう思っている?」と、相手に意識が向きます。でも、自分に戻ることも忘れないでほしいと思います。
「私はどう感じている?」「私は何を望んでいる?」と、自分に戻ってくることの繰り返しの中で、少しずつ本当の自分の気持ちが見えてきます。
私は、恋愛の悩みを解決するということは、必ずしも「彼を変えること」ではないと思っています。彼を変えることは、あなたにも私にもできません。
でも、自分がどんなふうに関わるのか、何を大切にするのか、どこまでなら歩み寄れるのか、そして、この恋で自分はどうありたいのか?
それは、自分で見つめることができます。
だから、彼にイラッとしてしまったとき、そんな自分を嫌いになる前に、一度だけ、「私、本当は何が悲しかったんだろう?」と聞いてみてください。
そして、そのもう一つ先に、「私はこの恋をどうしたいんだろう?」も聞いてみてください。
その答えはすぐに出なくても大丈夫です。
🌙あなたのお便りを届けに来てください
もし最近、「彼に突き放されたように感じた」「彼の態度に、ついイラッとしてしまった」「本当は悲しいのに、怒りになってしまう」
そんなことがあったら、そのときの出来事をできるだけ具体的に文章にしてみてください。
彼がどんな言葉を言ったのか、あなたは何を感じたのか、その瞬間心の中で何を思ったのか。そして、「私は本当は彼とどうしたいのか」
まだわからなくても大丈夫です。うまくまとまっていなくても大丈夫です。
誰にも言えなかったことも、迷っていることも、そのままの言葉で届けてください。
いただいたお便りをもとに、私はタロットを引きます。そして、カードを通してあなたの心や、お相手の関係を一緒に見つめながら、一通の鑑定書にしてお返しします。
誰かに答えを決めてもらうのではなく、鑑定書を読みながら「私は本当はどうしたいんだろう」そんなふうに、あなた自身の心にもそっと触れてもらえたら嬉しいです。
恋の中で立ち止まって、自分の心に戻ってくるための時間。
よかったら、あなたのお便りを届けに来てくださいね。
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