Shopeeの商品翻訳で見落とす付属品

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ビジネス・マーケティング
翻訳した商品説明が読みやすくても、
「何が届くか」が
変わっていれば修正が必要です。
Shopeeへ出品する際は、
型番・数量・寸法・付属品を元資料と
照合しましょう。

購入前の疑問を整理する


商品説明を長くすれば、
安心して買ってもらえるとは
限りません。
使う人が判断したい情報を、
見つけやすい位置に
置く必要があります。
たとえばレンズなら「自分のカメラに
使えるか」「何が届くか」
「中古ならどんな傷があるか」は、
それぞれ別の疑問です。

翻訳前の原稿を、
商品を識別する情報、利用条件、
セット内容、
状態の四つに分けてみます。
「高品質」「使いやすい」
といった表現が続き、
型番や付属品が後ろへ
埋もれている場合は、
情報の順番から見直します。

購入者の疑問:
同じ型番の商品か/先に示す情報:
正式な型番と
仕様違い/不十分な説明の例:
人気モデルです

購入者の疑問:
自分の用途に合うか/先に示す情報:
対応条件と
確認できた範囲/不十分な説明の例:
いろいろ使えます

購入者の疑問:
何が何個届くか/先に示す情報:
本体・付属品・販売数量/不十分な説明の例:
写真をご覧ください

購入者の疑問:
どの状態の物か/先に示す情報:
傷や動作確認の
具体的内容/不十分な説明の例:
とてもきれいです

曖昧な表現をすべて消すのではなく、
判断材料になる事実を先に置きます。
付属品一覧が明確なら、
「写真のフィルターも
付いていますか」という問い合わせに
毎回答える負担も見直せます。

問い合わせがあった箇所は、
文章を増やす場所の候補です。
ただし、
一件の質問を全商品の問題と決めず、
該当商品と質問の内容を
見て改善範囲を選びます。

まず販売する物を決める


商品写真に写った物すべてが、
付属品とは限りません。
撮影用の小物や別売品を含め、
販売する商品とセット内容を日本語で
先に整理します。

同じシリーズの情報を流用せず、
現物とメーカー資料を確認します。
未確認の仕様は、似た商品の説明から
補わないようにします。

否定語が消えていないかを見る


説明用の架空例です。
「フィルター径49 mm、
フィルターなし」というレンズの
仕様を考えます。

英語の作成例は
「Filter thread: 49 mm.」
「Filter not included.」です。
取付径と付属品の有無を別の
文にして、
意味を照合しやすくしています。

型番の一文字、数量、単位、
付属しないという条件を確認します。
この例は実在商品の
仕様ではありません。
実際の説明は、
その商品の資料と販売条件に
合わせて作成します。

商品ページの作成例


架空の中古レンズAB-35を例に、
説明の組み立てを考えます。
販売するのはレンズ1本と
前後キャップで、
フィルターは含みません。
外装に小傷があり、
特定の確認機材でピント動作を
確認したという設定です。

この場合、
最初に「AB-35の中古レンズ、
本体と前後キャップ」と伝えます。
次に仕様、確認できた動作、
傷の位置、付属しない物を続けます。
「完璧な状態」「すべての機種で
使用可能」といった、
確認範囲を超える表現は足しません。

写真も同じ順番で準備すると
照合しやすくなります。
本体全体、型番の表示、
実際に付ける前後キャップ、
小傷の接写を用意し、
画像の注記と本文の状態説明を
合わせます。
撮影用にフィルターを
取り付けた写真を使うなら、
販売に含まれないことを
見落としにくい位置でも伝えます。

翻訳担当者には「中古」「小傷あり」
「この機材で確認した」
「フィルターなし」を
変更しない条件として渡します。
翻訳者が文章を滑らかにする過程で
「傷がない」「機種を問わず使える」
へ意味を広げないかを
確認するためです。

さらに、購入者が最初に
見るタイトル・主画像と、
詳しく読む本文に矛盾がないかを
見ます。
本文に正しい情報があっても、
入口で別の商品を
想像させてしまうと、
後から説明を追加するだけでは
解決しません。

タイトルと画像も確認する


本文が「付属なし」でも、
タイトルが「セット」なら購入者は
迷います。
画像内の説明、購入時の選択肢、
本文の付属品欄を
同じ条件にそろえます。

保存後は対象マーケットの
購入者側表示を確認し、
各選択肢の型番・数量・画像の対応を
見ます。
編集できる範囲や翻訳の扱いは、
マーケットと出品経路で
確認してください。

翻訳依頼の記入ひな型


次の欄を一商品ごとに埋めれば、
翻訳者へ渡す情報と、
確認が必要な部分を
分けやすくなります。
未確認項目は空欄にせず「未確認」と
記入します。

商品:
[ブランド・正式型番・販売先マーケット]。

販売構成:
[本体の数量・付属する物・付属しない物]。

数値:[寸法・重量・容量など、
数値と単位を一組で記入]。

利用条件:[対応を確認した対象と
条件・確認元]。

状態:
[現物で確認した傷や動作・未実施の
確認]。

固定する情報:
[型番・数量・否定条件など]。

翻訳が必要な場所:
[タイトル・本文・画像内文字・選択肢]。

確認担当:
[意味を確認する人・実表示を
確認する人]。

依頼文は「自然に翻訳してください」
だけで終えず、
「固定する情報を保ち、
意味を特定できない箇所は質問として
返してください」と添えると、
確認待ちを見分けやすくなります。

AIを使う場合も同じです。
事実の一覧を先に渡し、
未提供の互換性や性能を
補わない条件を付けます。
生成された文章は完成品として
即公開せず、商品資料と照合します。
顧客情報や認証情報を、
翻訳のための商品資料へ
混ぜる必要はありません。

確認メモは四項目で始める


対象マーケットと商品・選択肢。

元資料と元の仕様。

翻訳後の表現と意味の照合結果。

確認者と実表示の確認日時。

判断できない表現は、
対応言語を確認できる担当者へ
回します。
意味が変わったままの原稿は公開を
保留し、
販売中の商品は注文への影響も
含めて対応を決めます。

誤解の影響範囲を調べる


「フィルターが付くと思った」
という連絡が来たら、
最初に購入時点の表示と注文内容を
確認します。
現在のページを直しただけでは、
その注文で何が伝わっていたかは
分かりません。

タイトル、画像、選択肢、
本文のどこに誤解を
招く表現があったかを整理します。
対象が一商品だけか、
同じ画像や翻訳文を使う別商品にも
及ぶかも調べます。
確認できた事実と、
まだ確認中の箇所を分けて対応担当へ
渡します。

未発送の注文では、
販売条件の認識を確認し、
モールの手続きに沿って対応を
決めます。
発送済みの注文では、
届いた物と購入時の説明を
確認してから、
所定の相談・返品等の流れへ
進みます。
購入者の同意なく内容を
差し替える対応は避けます。

修正は一度で
終える必要はありません。
原因箇所を訂正し、
関連する画像と選択肢へ広げ、
最後に購入者側の表示を
再確認します。
担当者への「修正しました」
という連絡には、対象商品、
変更箇所、
実表示の確認日時を添えると
引き継ぎやすくなります。

よくある疑問


「英語の説明をすべての国で共通に
使えますか」。
元の仕様一覧は共通化できますが、
購入者に分かる言語、使われる用語、
表示経路を確認する必要があります。
一市場で確認した文章を、
別市場でも確認済みにはしません。

「一度翻訳した商品は確認を
省けますか」。
販売構成や型番、
状態が変わったときは、
該当部分を見直します。
とくに単品からセット販売へ
変えたときや、
中古品の個体が変わったときは、
前の商品説明を
そのまま使わないようにします。

「メーカーの日本語説明を
直訳すれば十分ですか」。
仕様を正確に保つことは必要ですが、
国内では省略されている付属品や利用条件が、
海外の購入者には
分からない場合があります。
資料で確認できる範囲の説明を補い、
販売に含まれる物を明らかにします。

「問い合わせが減るまで説明を
増やしますか」。
文量だけで決めず、
どの疑問に答えられていないかを
見ます。
短い付属品一覧や一枚の実物写真で
解決できるなら、長い注意書きを
重ねる必要はありません。

参考資料


参照資料:
Shopee Japan「海外販売Q&A」Q3。
情報確認日:2026年10月30日。
照合手順と英語例は編集部の
作成例です。

Shopee Japan「売れる商品ページの
作り方」の画像・説明構成も参照。
 事例、記入ひな型、
社内指標は編集部の作成例です。


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