「請求書づくりを自動化したいけれど、何から手をつければいいのか分からない」
「ツールを入れてみたものの、例外ばかりで結局手作業に戻ってしまった」
「担当者の頭の中にしかないルールが多くて、人に任せられない」
個人事業主の方や、小さな会社で事務・経理を担当している方から、こうした声をよく聞きます。
請求書の作成は、毎月くり返す作業なので自動化と相性のよい業務です。
ただ、いきなりツールやプログラムを用意しても、うまくいかないことがあります。
多くの場合、原因は道具ではなく「今の作業のルールが整理されていないこと」にあります。
この記事では、請求書の自動化を始める前に整理しておきたいことを、5つのステップにまとめます。
ExcelやGoogleスプレッドシート、専用の仕組みなど、どの方法で自動化する場合にも共通する準備です。
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■ 自動化がうまくいかない3つの理由
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まずは、自動化でつまずきやすい原因を整理しておきます。
① ルールが担当者の頭の中にある
「この取引先は締め日が20日」「この会社は宛名に部署名を入れる」といった決まりが、どこにも書かれていないケースです。仕組みに覚えさせるには、まず文字にする必要があります。
② 元になるデータの形がバラバラ
受注の記録が、月によってExcelだったりメールだったり、列の並びが違ったりすると、毎回の読み込みで止まってしまいます。
③ 例外の扱いが決まっていない
値引き、スポットの取引、月の途中での単価変更など、「たまにある」ことの扱いが決まっていないと、自動化した部分と手作業の部分が混ざって、かえって手間が増えます。
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■ 自動化の前にやる準備5ステップ
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【ステップ1】今の流れを書き出す
受注の記録から請求書の送付までを、「誰が・いつ・何を見て・何をするか」の順に書き出します。きれいな図でなくても、箇条書きで十分です。書き出してみると、同じ情報を2回入力している場所が見つかることがよくあります。
【ステップ2】元データの形をそろえる
請求書のもとになる受注データの「列」を決めます。たとえば「取引日・取引先・品目・数量・単価・税率」のように、毎月同じ並びで記録するだけでも、自動化のハードルは大きく下がります。
【ステップ3】取引先の一覧(マスタ)を作る
取引先ごとに「正式名称・宛先・締め日・支払期日・送付方法」を1つの表にまとめます。「株式会社」の有無や略称など、名前の書き方がそろっていないと、集計や照合でズレが出る原因になります。
【ステップ4】例外のルールを決める
値引きや送料の扱い、端数の処理、月の途中で単価が変わったときの扱いなどを決めておきます。
なお、インボイス制度の適格請求書では、消費税額の端数処理は「1つの適格請求書につき、税率ごとに1回」と国税庁が示しています。明細の行ごとに端数処理をして合計する方法は認められていないため、自動化の計算ルールを決めるときに確認しておきましょう。
【ステップ5】確認する人とタイミングを決める
自動で作った請求書を、送る前に誰がどこまで確認するかを決めます。すべてを自動で送るのではなく、「作成までは自動、送付前に人が確認」という形にすると、安心して運用を始められます。
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■ 「自動化する作業」と「人が判断する作業」を分ける
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準備ができたら、作業を2つに分けてみましょう。
ルールが決まっていて毎回同じ手順になる作業は、自動化に向いています。
たとえば、データの読み込み、表記のそろえ、金額の計算、請求書の作成、PDFでの保存などです。
一方で、「この値引きは今月だけ認めるか」「金額が大きく変わった理由は何か」といった判断は、人が行うほうが確実です。
自動化の目的は、人の判断をなくすことではなく、判断が必要なところに時間を使えるようにすることです。
また、インボイス制度に対応した請求書を作る場合は、登録番号や税率ごとの合計額・消費税額など、記載が必要な項目がテンプレートに含まれているかも確認しておくと安心です。
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■ まとめ
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請求書の自動化を始める前の準備は、次の5つです。
① 今の流れを書き出す
② 元データの形をそろえる
③ 取引先の一覧(マスタ)を作る
④ 例外のルールを決める
⑤ 確認する人とタイミングを決める
ここまで整理できていれば、どの方法で自動化する場合も、導入がぐっとスムーズになります。
まずはステップ1の「書き出し」から、気軽に始めてみてください。
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■ 請求書の自動発行を仕組みにしたい方へ
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受注データ(CSV・Excel)の取り込みから、表記ゆれの補正、入力ミスの検出、ブラウザでの確認・承認、請求書のPDF一括発行までをまとめて行えます。
「送る前に人が確認する」流れも組み込めるので、この記事で紹介した準備の形をそのまま活かせます。
今の作業の流れを伺いながら、どこを自動化するとよいかも一緒に整理します。気になる方はサービスページをご覧ください。