営業組織を運営していると、毎週のように発生するのが「営業数字の集計」です。
架電数、接続数、アポイント数、商談数、成約数、売上などを担当者ごとに確認し、前週と比較し、会議用の資料を作る。
一つひとつは難しい作業ではありませんが、毎週繰り返していると意外と大きな工数になります。
特に営業担当者が10名、20名と増えてくると、単純な数字の集計だけではなく、
各担当者の数字を回収する
Excelやスプレッドシートへ転記する
KPIを計算する
前週・前月と比較する
担当者ごとの成績を見る
改善が必要なメンバーを探す
会議用の週次レポートを作る
といった作業が発生します。
この「集計のための仕事」は、Google SheetsとGoogle Apps Scriptを活用することで、かなり自動化できます。
営業管理で本当に重要なのは「集計」ではなく「判断」
営業管理の目的は、数字をきれいに並べることではありません。
本来やりたいのは、
「なぜ売上が落ちているのか」
「どの営業プロセスに問題があるのか」
「誰をフォローすべきなのか」
「成果が出ている担当者は何が違うのか」
といったことを考え、次のアクションを決めることです。
ところが、集計作業に時間がかかってしまうと、肝心の分析や改善に使える時間が減ってしまいます。
そこで、数字をまとめる工程をできるだけ仕組み化してしまいます。
Google SheetsでKPIを自動集計する
例えば、営業担当者が日々の実績として、
「架電数 → 接続数 → アポイント数 → 商談数 → 成約数 → 売上」
を入力するとします。
このデータがあれば、接続率・アポ率・商談化率・成約率などは自動で計算できます。
さらにGoogle Apps Scriptを組み合わせることで、担当者別、チーム別、週次、月次といった単位にデータを自動集計することも可能です。
毎週ExcelでSUMIFSやピボットテーブルを作り直す必要がなくなり、元データを更新すればKPIも更新される状態を作れます。
Dashboardで営業状況を一画面にまとめる
数字を集計しただけでは、まだ「分析しやすい状態」とはいえません。
そこで、主要な数字をDashboardにまとめます。
例えば、
売上、成約数、成約率、平均成約単価。
さらに、架電数、接続数、アポ数、商談数といった営業活動量。
営業ファネルを見ることで、
「架電数は十分なのにアポイント率が低い」
「商談数は多いのに成約率が低い」
など、どこに問題があるのかを確認しやすくなります。
売上だけを見るより、改善ポイントを見つけやすくなります。
担当者比較も自動化する
営業マネージャーにとって重要なのが、担当者ごとの比較です。
売上ランキングだけではなく、
成約数、成約率、平均成約単価、活動量などを組み合わせて見ることで、担当者ごとの特徴が分かります。
例えば、売上は低いものの活動量は十分な担当者であれば、営業プロセスの改善が必要かもしれません。
逆に、活動量は少なくても高い成約率を維持している担当者であれば、その営業手法を他のメンバーへ展開できる可能性があります。
単純な順位付けではなく、「次に何をするべきか」を判断できる状態にすることが重要です。
週次レポートまで自動生成する
営業会議のたびに資料を作るのも、積み重なると大きな作業になります。
そこで、DashboardだけではなくWeekly Sales Reportまで自動生成します。
週次レポートには、
前週比較、主要KPI、営業活動量、担当者ランキング、要確認メンバー、Good Practiceなどをまとめます。
こうすると、毎週ゼロから資料を作る必要がなくなります。
営業マネージャーは、作成されたレポートを確認し、必要なコメントを追加するだけで営業会議へ進めます。
自動化の目的は「仕事をなくすこと」ではない
業務自動化というと、「人がやっている仕事をすべてなくす」というイメージを持たれることがあります。
しかし、個人的には少し違うと考えています。
人が考えなくてもできる作業を仕組みに任せ、人にしかできない判断へ時間を使えるようにする。
これが業務自動化の大きな価値です。
営業管理であれば、
「数字を集める」
から、
「数字を見て改善する」
へ時間の使い方を変えることができます。
営業KPI管理の自動化ツールを提供しています
現在、Google Sheets × Google Apps Scriptを使用し、営業データの入力からKPI集計、担当者比較、改善ポイントの抽出、週次レポート作成までを自動化する営業KPI管理ツールを提供しています。
ExcelやGoogle Sheetsで営業数字を管理しているものの、
「毎週の集計に時間がかかっている」
「担当者ごとの数字を比較しづらい」
「営業会議用の資料作成を効率化したい」
といった課題がある場合は、現在の管理方法を確認したうえで導入方法をご提案できます。
まずはお気軽にご相談ください。