心のモンスターが出てきたら。嫉妬やイライラを嫌わなくていい理由

心のモンスターが出てきたら。嫉妬やイライラを嫌わなくていい理由

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あ、まずい。心のモンスターが出てきそう。

友達のインスタに「昇進しました」の投稿。「おめでとう」と打ちながら、指がちょっと重い。

誰かの惚気話を聞きながら、うんうんと頷きつつ、心の奥でちくっと何か刺さる。

理由は分からないけど、レジの店員さんの態度が微妙に気に食わない。

これ、性格が悪いわけじゃないんです。モンスター、出てきただけです。

人間には、嫉妬とかイライラとか、「こんな自分は嫌だ」と思ってしまう感情が、普通に備わっています。むしろ、そういう感情が一切出てこない人がいたら、その方が心配になります。

でも私たちは、モンスターが顔を出した瞬間、たいていこう反応します。「そんなこと思っちゃダメ」「私、器が小さいな」と、慌てて蓋をして、閉じ込めようとする。

これ、実はあんまり効果がありません。モンスターって、閉じ込めれば閉じ込めるほど、後で大きくなって出てくるタイプの生き物だからです。

心理学的には、モンスターを退治するより、「なんで今、出てきたんだろう」と、ちょっと離れたところから観察してみる方が近道だったりします。

たとえば嫉妬。あれの正体は、たいてい「私も、認められたい」という気持ちです。

誰かの昇進に心がざわついたなら、それは「自分も頑張りを見てほしい」というサインかもしれません。

イライラも同じです。奥をのぞくと、「本当はわかってほしかった」が潜んでいることが多い。

レジの店員さんに苛立ったのも、もしかしたら店員さんの態度そのものより、その日たまたま自分が「誰にも構ってもらえてない気分」だっただけかもしれません。

つまりモンスターは、あなたを困らせるために出てきたわけじゃなくて、「ここ、気づいてほしいよ」と、教えに来てくれている側面があるんです。

なので、モンスターが顔を出したときにやることは、退治でも、無視でもなく、「あ、今こう思ったんだ」と、いったん眺めてみることです。

裁判官みたいに「ダメ」と判決を出すんじゃなくて、記者みたいに「へえ、そう思ったんだ」と取材する感じです。

きれいな感情だけで生きている人間なんて、たぶんどこにもいません。嫉妬もイライラも意地悪な気持ちも、全部込みで一人の人間です。

見せたくない自分に気づいたときこそ、実は自分を知るチャンスです。

モンスターが出てきたからといって、あなたが嫌な人になったわけじゃない。

ただ、あなたの中にある、まだ拾われていない気持ちが、ちょっと大きな声を出しただけです。

こういう、自分でも扱いに困る感情も含めて、一度じっくり紐解いてみたい方へ。


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