自分でやりたくないことを、さらっとこっちに回してくる人っていますよね。
「ごめん、これお願いできる?」「あなたの方が得意でしょ?」
相手が困る顔まで想像できてしまうから、「本当はやりたくないけど、私が少し無理すれば済むし」と、つい引き受けてしまう。
なのに、あとからモヤモヤして、だんだん腹が立ってくる。「なんで私ばっかり?」と。……いやいや、自分で引き受けたんですけどね😅
ただ、ちょっとドキッとすることを言いますね。断れない理由は、優しさだけじゃないこともあるんです。
心理学の視点で見ると、断れなさの裏には、「嫌われたくない」「冷たい人だと思われたくない」という気持ちが隠れていることがあります。優しさと、嫌われる怖さは見た目がそっくりで、どちらも口から出てくる言葉は「いいよ」。だから、自分でも区別がつかないんですよね。
アドラー心理学に、「課題の分離」という考え方があります。「それは誰の課題か」を分けて考えるものです。相手がやりたくないことをどう片づけるかは、基本的に相手の課題です。
あなたが先回りして引き受けるたびに、相手が向き合うはずのものを、代わりに背負うことになります。もちろん助け合いは大切ですが、「助ける」と「肩代わりする」は、似ているようでだいぶ違います。
相手の宿題まで全部やっていたら、自分の宿題が終わりません。
そして、さらに厄介なのが、断ったあと。「言い方、きつかったかな」「引き受けた方がよかったかな」と、頭の中でひとり反省会が始まります。
もう断ったんだから、それで終わりでいいのに。気づけば議事録まで取りはじめています(笑)
でも、自分の言い方を振り返ることはできても、相手がどう受け取るかまでは、こちらで決められません。相手の気持ちを大切にすることと、相手の機嫌に責任を持つことは、別の話です。
だから、断ったあとにモヤモヤしたら、「私は本当は、どうしたかった?」と自分に聞いてみる。
「ノー」って言うの、本当にエネルギーいりますよね。冷たい人みたいで、どっと疲れる。でも、断ったからといって、冷たい人になったわけじゃありません。
相手にも自分にも無理をさせないために、断ることが必要な場面もあります。優しさは、何でも引き受けることだけじゃないですからね。
そして、せっかく勇気を出して断ったのなら、そのあとの反省会くらいは、そろそろ閉会にしましょうか😂
Cocoréの「私を整える鑑定書」では、ヒアリングシートに書いていただいた言葉をもとに、心理学と数秘術を重ねながら、思考のクセや人との関わり方を読み解いています。
「どうして私は、いつも引き受けてしまうんだろう」。そんな自分の「なぜ?」を紐解いてみたい方へ。