「今日の仕事は終わったはずなのに、なんか落ち着かない」
家に帰ってから、「あの資料、もう少し直したほうがよかったかな」と考える。休みの日なのに仕事のことが気になる。誰かが忙しそうにしていると、自分の仕事が終わっていても「何か手伝ったほうがいいかな」と思う。
別に、誰かから「もっと働け」と言われたわけじゃない。
むしろ周りから見たら、ちゃんと仕事している。
でも自分の中では、なかなか「今日はここまでで十分」が出せない。
これ、けっこうしんどいと思うんです。
仕事って、やろうと思えばいくらでもやれるものがあります。メールをもう一度見直す。資料をもう少し整える。明日の仕事を先にやる。誰かの仕事を手伝う。もっと勉強する。
だから「まだできる?」を基準にしていたら、
そら、ずっと終わらんのよ。
私は、仕事を頑張ること自体が悪いとは思っていません。でも、「頑張れるところまで頑張る」が毎日の基準になると、仕事以外に残る体力がどんどん減っていくことがあります。
今回は、仕事を頑張りすぎてしまって「どこまでやれば十分なのかわからない」と感じるとき、私なら何を考えるかを書いてみます。
1.「まだできる?」ではなく「今日やる必要がある?」で考える
仕事が終わらない人って、本当に仕事量が多い場合もあります。でも中には、「今日やらなくてもいいこと」まで今日の仕事に入れてしまっていることがあります。
たとえば、明日でも問題ない資料を今日のうちに完成させる。十分伝わるメールを、もっときれいな文章にしようと何度も直す。頼まれていない部分まで「ここもやっておいたほうがいいかな」と追加する。
もちろん、それが必要な場面もあります。でも毎回それをやっていると、仕事の終了地点がなくなります。
なので私は、
「これ、今日やる必要ある?」
を一回入れたい。
「できるか、できないか」じゃないんです。
できる。あと30分あればできる。でも、その30分を今日使う必要があるのかは別の話。明日でいいなら、明日にする。もう十分なら、そこで止める。
「まだできる」を仕事の終了条件にしない。
これだけでも、仕事の終わり方って少し変わると思っています。
2.「頼まれた仕事」と「自分で増やした仕事」を分けてみる
頑張りすぎてしまうとき、一度見てほしいのがこれです。その仕事、本当に頼まれた?
たとえば上司から、「この資料を今日中に作ってください」と頼まれた。必要なのは「今日中に資料を作ること」です。
でも自分の中で、
「せっかくだからデザインももっと整えよう」
「関連するデータも追加しておこう」
「明日使いそうな資料もついでに作ろう」
と増えていくことがあります。気づいたら、最初に頼まれた仕事よりデカくなっとる。
もちろん、プラスでやったことが喜ばれる場合もあります。先回りして動くことが必要な仕事だってあります。
でも毎回、自分で仕事を増やしているなら、一度分けてみてもいい。
- 本当に求められていること
- やったほうがいいこと
- 自分が「やらなきゃ」と思っているだけのこと
この3つです。
特に3つ目。
ここが増えすぎると、周りから見た仕事量と、自分が背負っている仕事量が合わなくなります。
「なんで私だけこんなに大変なんだろう」と思ったとき、会社から与えられている仕事だけじゃなく、自分で追加している仕事がないかも一度見てみたいです。
3.「ちゃんとやる」の基準を具体的にする
「仕事はちゃんとやりたい」私もそう思います。でも、この「ちゃんと」って、めちゃくちゃ曖昧なんですよね。
資料をちゃんと作る。
メールをちゃんと返す。
お客様にちゃんと対応する。
ミスなくちゃんと仕事する。
で、
どこまでやったら“ちゃんと”なん?ここが決まっていないと、永遠に上を目指せます。
80点までできても、「あと少し直したら90点になるかも」と思う。90点までできても、「もう一回確認したらもっとよくなるかも」と思う。
仕事によっては、その10点に1時間使うより、次の仕事に進んだほうがいい場合もあります。
だから私は、「ちゃんとやる」を具体的にします。
たとえば、
「誤字脱字を一度確認したら提出する」
「必要な項目が全部入っていれば完成」
「相手が判断できる情報が入っていれば送る」
「今日の優先順位1〜3まで終わったら終了」
みたいに。
100点を取るための基準ではなく、「ここまでできたら、この仕事はいったん終わり」という基準です。
仕事って、全部100点を取ろうとすると、時間も体力も足りなくなることがあります。
全部ください。時間もください。体力もください。
……ってできたらいいんですけど、そんな便利セットないんよ。笑
だからこそ、自分の中で「ここまでなら十分」を決める必要があると思っています。
4.「今日だけならできる」を毎日の基準にしない
これ、私はけっこう大事だと思っています。
今日だけなら、残業できる。
今日だけなら、家に帰ってから仕事できる。
今日だけなら、昼休みを削れる。
今日だけなら、ちょっと無理できる。
たしかに、できます。
でも仕事って、今日だけじゃないんですよね。
明日もある。
来週もある。
来月もある。
だから「今日の私がギリギリできる量」を毎日の基準にすると、どこかでしんどくなります。
私自身、仕事について考えるときは、「今日できるか」だけじゃなく、「この働き方を続けられるか」を見るようにしています。
一時的に忙しい時期なら、普段より頑張ることもある。でも、それが毎日になっているなら話は別。
毎日100出せる前提で予定を組んだら、体調が悪い日、子どもの予定が入った日、何かトラブルが起きた日、一気に回らなくなります。
なので、「今日できる?」ではなく、「これを普通の日として続けられる?」と考えてみる。
続けられないなら、自分の能力が足りないと決める前に、そもそもの仕事量や、自分で設定している基準を見直してもいいと思います。
5.仕事のあとに「何を残したい?」を考える
仕事について考えるときって、「仕事中にどれだけできるか」に目が向きやすいです。
でも私は、もう一個見たい。仕事が終わったあと、自分に何を残したい?
体力を残したい。
家族と話す余裕を残したい。
ご飯を作る元気を残したい。
好きなことをする時間を残したい。
お風呂に入って寝るだけじゃなく、「今日も一日終わったな」と思えるくらいの余白を残したい。
仕事だけが人生なら、全部仕事に使ってもいいのかもしれません。
でも実際には、仕事が終わったあとにも生活があります。
私は子どもが3人いて、今も家計を支える側です。だから仕事は大事です。収入も大事。簡単に「仕事なんて適当でいいよ」とは思いません。
でも、仕事に全部使い切ってしまったら、そのあとにある生活を回す自分が残らない。
だから私は、「今日、仕事で何ができた?」だけじゃなく、「仕事のあとに何を残せた?」も見ていいと思っています。
仕事を頑張らないためじゃない。
仕事を続けながら、生活も続けるためです。
「頑張りすぎる」の裏側に何がある?
ここまで読んで、
「わかってる。でも、手を抜くのが怖い」
「自分だけ早く終わると落ち着かない」
「断ったら嫌われそう」
「ちゃんとやらないと評価が下がりそう」
と思った人もいるかもしれません。
そうなると、問題は単純な仕事量だけじゃないことがあります。
たとえば、
「周りからどう見られるか」が怖いのかもしれない。
「役に立たない人だと思われたくない」のかもしれない。
「頼まれたら断れない」のかもしれない。
「ちゃんとできる人でいたい」のかもしれない。
同じ「頑張りすぎる」でも、理由は人によって違います。
だから、ただ「もっと力を抜こう」と言われても、いや、それができるならもうやっとるんよ。となる。
私は、「頑張りすぎているから頑張らないようにする」だけじゃなく、「私は何が怖くて、ここまで頑張っているんだろう?」まで見てみてもいいと思っています。
「どこまでやれば十分?」は、自分で決めてもいい
仕事を頑張ることは悪いことじゃありません。
頼まれたことをちゃんとやる。
周りを助ける。
より良いものを作ろうとする。
全部、仕事をするうえで大切なことです。
でも、頑張ることに終わりがなくなっているなら、一度だけ自分に聞いてみてください。
「これ、今日やる必要ある?」
「これは頼まれた仕事?それとも私が増やした仕事?」
「どこまでできたら“十分”にする?」
「このペース、来週も続けられる?」
「仕事のあとに、私は何を残したい?」
全部一気に変えなくていいと思います。
まず一つだけ、「ここまでやったら今日は終わり」を決めてみる。
それでも「止めるのが怖い」「頑張らないと不安」と感じるなら、仕事量だけではなく、今の職場や働き方、自分が仕事で大切にしているものまで一度整理してみてもいいかもしれません。
私はココナラで、仕事運を専門に鑑定しています。
転職するかどうかだけではなく、「今の仕事を続けていていいのかな」「自分にはどんな働き方が合っているんだろう」「なぜ仕事になるとこんなに頑張りすぎてしまうんだろう」といった段階でもご相談いただけます。
今のお仕事の状況や強み・適職、これからの仕事の流れなども見ながら、次の一歩を考えるための材料を一緒に整理していきます。
「で、私の場合、どこまで頑張れば十分なんだろう?」
一人で考えていると仕事のことばかりになってしまうときは、一緒に整理していきましょう。
▼仕事運の鑑定はこちら