■ はじめに ── 財布を変えても、変わらなかった方へ
金運を上げる方法を調べると、たいてい同じものが出てきます。
長財布に替える。黄色い財布を持つ。金運の神社に行く。待ち受けを変える。玄関を掃除する。
どれもやったことがあるのではないでしょうか。そして、思ったほど変わらなかった。
だからまだ調べている。この記事を開いているのは、そういう方だと思います。
先に、私の立場を書いておきます。
私は財布も神社も否定しません。実際、財布を替えて調子が良くなった方を何人も見ています。ただ、順番が違うと思っています。
財布は入れ物です。神社は場所です。待ち受けは画面です。どれも、あなたの外側にあります。
外側を整えるのは悪くない。ただ、外側だけを何度替えても、内側が同じなら結果は同じところに戻ります。実際、あなたはもう何度か試して、戻ってきているはずです。
この記事では、あなたの手そのものを変える方法を書きます。
手相は変わります。これは比喩ではなく、物理的に変わります。私は同じ方の手を半年後、一年後に見せていただくことがありますが、線は動いています。
線が動くと、その人の金運も動きます。順番はこうです。
行動が変わる → 手の使い方が変わる → 線が変わる → お金の流れが変わる
線を先に変えることはできません。ただし、行動を変えれば、線は必ずついてきます。
■ なぜ財布や神社では変わらないのか
批判ではありません。理屈の話です。
◆ 財布を替えて変わる人と、変わらない人がいる
同じ財布を買っても、変わる人と変わらない人がいます。この差はどこから来るか。
財布を替えたことをきっかけに、中身を整理した人が変わります。
レシートを捨てる。使わないカードを抜く。小銭をまとめる。この作業をすると、自然と「自分がいくら持っているか」を見ることになります。
見た人が変わるんです。財布が変えたのではありません。
財布だけ替えて、中身をそのまま移した人は、何も変わりません。当たり前です。行動が一つも変わっていないからです。
◆ 神社も同じです
金運の神社に行って変わった方の話を聞くと、たいていその前後で何かを決めています。
独立を決めた。値上げを決めた。断ることを決めた。神社は、その決断の場所として使われている。
決めた人が変わったのであって、場所が変えたのではありません。
◆ 待ち受けと掃除についても書いておきます
待ち受け画面を変えて金運が上がった、という話も聞きます。
これも同じ構造です。画面を見るたびにお金のことを思い出すようになるので、行動が少し変わる。効いているのは「思い出す回数が増えたこと」であって、画像そのものではありません。
玄関の掃除も同様です。掃除をすると、家全体を見るようになります。見るようになると、要らないものに気づく。気づくと、買い方が変わる。
どれも「見る回数が増える」という一点で効いています。
だとしたら、財布や画面を見る回数を増やすより、通帳を見る回数を増やしたほうが早いという話になります。この記事で書くのは、その直接的なやり方です。
◆ だから、内側から変えます
外側を整えることには意味があります。ただ、それはきっかけであって、原因ではない。
原因はいつも、その人の行動と、お金への向き合い方の側にあります。
そして、その行動と向き合い方こそが、手に線として刻まれます。
■ 手相は本当に変わるのか
「線なんて変わらないでしょう」と言われることがあります。
変わります。しかも、思っているより早く変わります。
◆ どの線が、どれくらいで変わるのか
線によって、変わりやすさが違います。
変わりやすい線
- 財運線(小指の下の縦線)── 最も動きます。早ければ三か月、たいてい半年で変化が出ます
- 太陽線(薬指の下の縦線)── これも動きます
- 手のひらの細かい線 ── 数か月で増えたり消えたりします
変わりにくい線
- 生命線 ── 年単位でしか動きません
- 知能線 ── ほとんど動きません
- 感情線 ── 大きくは変わりません
つまり、お金に関わる線は、よく動く線なんです。
生命線や知能線のような「その人の骨格」を表す線は変わりにくい。一方で財運線や太陽線のような「今の状態」を表す線は、生活が変われば数か月で変わります。
ここが希望のあるところです。金運の線は、あなたが動かせる範囲にあります。
◆ 実際にあった話
三十代後半の女性で、財運線がまったく見えない方がいました。
事務職で、収入は安定している。ただ、通帳を見るのが怖くて、何年も残高を確認していないと言われていました。
その方にお伝えしたのは、一つだけです。月に一度、五分でいいから残高を見てください、と。
半年後、また写真を送ってくださいました。
小指の下に、細い線が一本、立ち上がっていました。前回は本当に何もなかった場所です。
その方は、こう書かれていました。
「特に何もしていないんです。ただ、見るようにしただけで」
それでいいんです。見るようになったから、線が出た。順番はいつもこれです。
■ 手相で金運を上げる七つの方法
ここからが本題です。
私が実際に手をお見せいただいて、線が動いた方が共通してやっていたことだけを書きます。手相の本に載っている一般論は書きません。
◆ 一.月に一度、五分だけ残高を見る
いちばん効きます。もし一つしかやらないなら、これを選んでください。
家計簿はつけなくていい。判断も評価もしなくていい。通帳か口座アプリを開いて、数字を目に入れる。それだけです。
なぜこれが効くのか。 見ていないものは、線になりません。手相の線は、その人が意識を向けてきた領域に刻まれます。お金を見ていない人の手に、お金の線は出ない。当たり前のことです。
逆に言えば、見はじめた瞬間から線は育ちはじめます。
やり方:スマホのカレンダーに、月に一度だけ通知を入れてください。「残高を見る」だけ。五分で終わります。
◆ 二.入ってきたら、その日のうちに動かす
お金が入った日に、決めた額を別の場所へ移す。残った分で生活する。
なぜこれが効くのか。 目の前にあるお金は、必ず使われます。意志の力では勝てません。三十年、四十年と勝ててこなかったものに、今日から勝てるようにはなりません。
だから、置き場所を変えます。意志ではなく動線の問題として処理する。
金額は少なすぎるくらいでいい。 月に三千円でも構いません。続かない額を設定すると二か月で崩れます。崩れた経験は、次の意欲を削ります。続いた事実のほうが、金額よりずっと効きます。
実際にあった話
四十代の男性で、財運線が三つに割れている方がいました。営業職で、月によって手取りが倍近く変わる方です。
その方に、入った日に別口座へ移す話をしたところ、こう言われました。
「それ、やったことあるんですよ。でも結局そっちからも下ろしちゃって」
聞くと、移した先の口座のカードを財布に入れたままでした。
移す意味は、下ろしにくくすることにあります。同じ財布にカードが入っていれば、場所が変わっただけで距離は変わっていません。
その方には、移し先のカードを家に置いてくるようにお伝えしました。それだけです。半年後、線の切れ目が一つ埋まっていました。
◆ 三.収入の入り口を、一本だけ増やす
金額は問いません。月に三千円でもいい。
給料以外の場所から、自分の行動でお金が入る経験を、一度だけしてください。
なぜこれが効くのか。 財運線は「お金の入り口」を表す線です。入り口が増えれば、線が増えます。
これは実際によく見ます。副業を始めた方の手に、半年で新しい細い線が立ち上がっているのを何度も確認しました。
注意点があります。 増やした入り口を、見てください。増やしただけで放置すると、線は育ちません。四本の経路を持っていながら、把握しているのは一本だけ、という方を見たことがあります。残りの三本は、入ってきた実感がないまま消えていました。
実際にあった話
三十代の会社員の方で、財運線が細く一本だけの手を見たことがあります。
十年以上、同じ会社で同じ仕事をされている方でした。安定していて、貯金もある。ただ「この先も変わらないと思うと不安で」と言われていました。
その方が半年後に送ってくださった手には、細い線がもう一本増えていました。
やったことを聞いたら、「休みの日に、知り合いの店の手伝いを始めた」とのことでした。月に二万円ほど。金額としては大きくありません。
ただ、その方はこう続けました。
「自分で決めた仕事で、自分でもらったお金って、初めてだったかもしれません」
線は、金額ではなく、その経験に反応します。
◆ 四.人のために出したお金だけを記録する
全部の支出を記録する必要はありません。人のために出した分だけでいい。
飲み代、ご祝儀、家族への援助、後輩への奢り。金額と、誰に。それだけをスマホのメモに書く。
なぜこれが効くのか。 人のために出したお金は、記憶に残りません。自分のために買ったものは覚えていますが、人に出した金額は、出した瞬間に自分の中で完結してしまう。
だから月末に「何に使ったんだろう」となる。
一か月続けると、驚く数字が出ます。私が見てきた中で、この記録をつけて驚かなかった方はいません。
やめる必要はありません。見えていればいいんです。 見えた瞬間に、あなたは自分で調整を始めます。
実際にあった話
五十代の女性で、親指の付け根が非常に厚く、そこに細かい格子状の線が入っている方がいました。人にお金を出し続けている手です。
記録の話をしたところ、最初は乗り気ではありませんでした。「そんなに使ってないと思うんですけど」と。
一か月後、連絡をいただきました。
「十四万でした」
ご本人がいちばん驚かれていました。娘さんへの援助、孫の誕生日、友人との食事、町内の集まり。一つひとつは小さい。ただ、月に十四万出ていました。
私は、やめてくださいとは言いませんでした。その方にとって、それは愛情の形だからです。
お伝えしたのは、先に自分の分を取ってから出してくださいということだけです。順番を変えるだけなら、その方の生き方は何も変わりません。
◆ 五.手を、実際に使う
これは他ではあまり言われないことです。
手相は、手の使い方の記録です。手を使わない人の手には、線が増えません。
握る、掴む、運ぶ、書く。こういう動作を日常的にしている人の手は、線がはっきりしています。逆に、一日中スマホと画面だけを触っている手は、線が薄くなります。
やり方:難しいことでなくて構いません。字を手で書く。物を持って歩く。何かを握る運動をする。
私が見てきた中で、手にマメがある方は、たいてい線もはっきりしています。使っている手には、線が出ます。
実際にあった話
四十代の男性で、指の付け根に硬くなった跡が並んでいる手を見たことがあります。棒状のものを握って引く動作の跡でした。
その方の手は、線が全体にはっきりしていました。細い線も含めて、くっきり刻まれている。
お金の相談で来られたのですが、私は最初にこうお伝えしました。あなたの「貯まらない」は、だらしなさが原因ではありません、と。
身体を使うことを自分に課し続けられる人が、怠けてお金を失うことはないからです。実際、その方の問題は使いすぎではなく、人に出しすぎていることのほうにありました。
手を使っている人の手相は、読みやすい。線がはっきり出るので、こちらも断定しやすくなります。
逆に、線が薄くてぼんやりした手は、読むのに時間がかかります。そういう手の方に共通しているのは、一日のうちで手を使っている時間が極端に短いことです。
◆ 六.固定費を、一つだけ解約する
節約の話に見えますが、違います。
なぜこれが効くのか。 固定費を解約するには、まず自分が何にいくら払っているかを調べる必要があります。その調べる行為に意味があります。
使っていないサブスク、要らない保険、惰性で続けている契約。一つ見つけて、一つ解約する。
金額の大小は関係ありません。「自分の支出を自分で決めた」という経験が要るんです。
多くの人は、支出を決めていません。決まっているものを、決まったまま払っている。この状態が続くと、お金は「自分がコントロールするもの」ではなく「勝手に出ていくもの」になります。
一つ解約すると、この認識が変わります。
実際にあった話
三十代の男性に、固定費を一つ解約する話をしたときのことです。
「特に無駄なものはないと思うんですが」と言われたので、では調べてみてくださいとだけお伝えしました。
数日後、連絡がありました。使っていない動画配信サービスが三つ、二年以上引き落とされていたそうです。合計で年間四万円近く。
金額の話ではありません。その方が言ったのは、これでした。
「二年間、気づかなかったのが一番こたえました」
そこが本題です。気づかない状態で二年間払い続けられる、という自分の性質に気づいたことのほうが、四万円より大きい。
その方の手には、半年後、財運線に入っていた横の線(障害線)が薄くなっていました。
◆ 七.半年後に、自分の手の写真を撮る
最後はこれです。地味ですが、外せません。
今日、自分の手のひらの写真を撮って保存してください。 明るい場所で、両手。それだけです。
そして半年後、もう一度撮る。並べて見る。
なぜこれが効くのか。 変化が見えるからです。
一から六までをやっても、変化は毎日は見えません。人は、見えない変化を続けられません。だから記録を取ります。
半年前の手と今の手を並べたときに、線が濃くなっていれば、それが何よりの答え合わせになります。逆に変わっていなければ、やり方が合っていないと分かります。
これは無料でできて、しかもいちばん確実な検証方法です。
■ どれから始めるべきか
七つ書きましたが、全部やる必要はありません。 というより、全部やろうとした方は、まず続きません。
手の状態によって、効くものが違います。
◆ 財運線が見当たらない方
一(残高を見る)から始めてください。
線がないのは、お金を見てこなかったからです。見る習慣がないところに、他の方法を足しても効きません。
まず見る。それだけを三か月続けてから、次に進んでください。
◆ 財運線が薄い方
三(入り口を一本増やす)が効きます。
薄い線は、入り口を一本しか使っていない状態です。決まった額が決まった日に入る生活を続けていると、「自分の行動で収入が変わる」感覚が育ちません。
小さくていいので、一度その経験をしてください。
◆ 財運線が細切れの方
二(入ったら動かす)です。
入ってはくるが、残らない。この状態の方は、意志では勝てません。置き場所を変えるのが唯一の方法です。
◆ 親指の付け根が厚い方
親指の付け根の膨らみ(金星丘)が大きい方は、四(人に出した分を記録する)です。
この形の方は、人にお金を出します。それ自体は悪いことではありませんが、記録がないと止まりません。
◆ 自分がどれか分からない方
ここが、いちばん多いと思います。
その場合は、一(残高を見る)と七(写真を撮る)の二つだけやってください。この二つは、どの手の状態でも効きます。
■ それでも効かない人の共通点
正直に書きます。同じことをお伝えしても、変わる方と変わらない方がいます。
変わらない方には、共通点があります。
◆ ① 全部を一度に始めた
七つ全部を月曜から始めて、翌週には何も残っていない。いちばん多いパターンです。
一つだけにしてください。一つが三か月続いたら、次を足す。
◆ ② 金額を大きく設定した
「毎月五万円を貯金に回す」と決めて、二か月で崩れる。
崩れると、次に始めるハードルが上がります。続かない額を設定するのは、やらないより悪いとすら思っています。
◆ ③ 結果をすぐに求めた
一か月で線が変わることはありません。最短で三か月、たいてい半年です。
一か月で「変わらない」と判断してやめた方を、何人も見ています。線は、その人が続けた期間の長さに反応します。
◆ ④ 自分の手の状態を知らないまま始めた
これが最後で、いちばん根が深い問題です。
七つのうちどれが自分に効くのかは、手の状態によって違います。 財運線がない人が「入り口を増やす」から始めても、そもそも見る習慣がないので育ちません。
自分の手がどの状態か分からないまま、当てずっぽうで始めると、効かない方法を選んでしまいます。
■ 自分の手が、どの状態か分からないときは
正直に申し上げます。自分の手相を、自分で判定するのは難しいです。
理由は三つあります。
一つ目。財運線は細く浅い線なので、光の角度で見えたり見えなかったりします。 蛍光灯の下で見えなかった線が、窓際では見えることがあります。
二つ目。比べる基準がありません。 「濃い」「薄い」は、他の手と比べて初めて分かります。自分の手しか見たことがなければ、判断できません。
三つ目。線は組み合わせで読みます。 財運線が細くても、親指の付け根が厚ければ話が変わります。単体では結論が出せません。
だから、この記事を読んで判断がつかなかった方は、それが普通です。私も自分の手だけは、いまだにうまく読めません。
一度、窓のそばで、光の角度を変えながら自分の手のひらを見てみてください。蛍光灯の下では見えなかった線が、浮かんで見えることがあります。
見てもわからなかったら、私が視ます。
両手のひらの写真をお送りください。財運線と金星丘を読んで、5,000字の鑑定書と、線を描き込んだ画像解説を、24時間以内にお返しします。
■ 最後に
金運を上げる方法を探して、ここまで読んでくださった方へ。
財布を替えるのも、神社に行くのも、悪いことではありません。ただ、それだけで変わらなかったから、あなたはまだ探している。
外側をいくら替えても、内側が同じなら結果は同じところに戻ります。
内側というのは、精神論のことではありません。見る習慣があるか。入ったお金を動かしているか。出した分を把握しているか。 その程度の、地味な話です。
そして地味な話だからこそ、手に出ます。
手相は、その人が何をしてきたかの記録です。記録は、今日から書き換えられます。
半年後、あなたの手が今とどう違っているか。それは、これから半年で何をするかで決まります。
手は嘘をつきません。
そして手相は、変わります。
財運手相師 宝生