■ はじめに ── 「金運線 ない」で検索した方へ
自分の手のひらを見て、それらしい線が見当たらなくて、不安になって検索した。
そういう方が、たぶんこの記事を読んでいると思います。
先に、いちばん多い勘違いを一つ解いておきます。
◆ 「金運線」と「財運線」は同じ線です
調べていると、この二つが出てきて混乱すると思います。
同じものです。
手相の教科書では「財運線」と書かれます。一般には「金運線」と呼ばれることが多い。呼び方が違うだけで、見る場所も意味もまったく同じ線です。
この記事では、正式な呼び方である「財運線」で統一します。金運線と書かれた記事を読んでいた方も、そのまま読み進めてください。同じ線の話をしています。
◆ 結論から書きます
財運線がない人は、珍しくありません。むしろ、はっきり見える人のほうが少ないです。
そして、ないからといってお金に困るわけでもありません。
ただし、条件があります。「ない」にも種類があるからです。
この記事では、財運線を持つ人・薄い人・見当たらない人を分けて、それぞれ何を意味するのかを書きます。私が実際に手を見てきた中で、繰り返し出てきたパターンだけを扱います。
手相の本に載っている一般論ではなく、実際に何を見て、何を読んだかを書きます。
読み終わる頃には、自分の手がどれに当てはまるか、見当がつくはずです。
■ 財運線とは何か
◆ どこにあるか ── 小指の付け根の下です
手のひらを開いて、小指の付け根を見てください。
その真下、手のひらの上のほうに、少しふっくらした部分があります。押すと軽く弾力があるところです。
ここを手相では水星丘(すいせいきゅう)と呼びます。名前は覚えなくて構いません。「小指の下のふくらみ」と思っていただければ十分です。
そのふくらみに向かって、縦に走っている線。これが財運線です。
探すときのコツを三つ書きます。
一.縦の線を探してください。 手のひらには横に走る太い線が二本(感情線と知能線)ありますが、それとは別です。指先の方向へ、縦に走る細い線を探します。
二.太い線ではありません。 生命線のようにくっきりした溝ではなく、細く浅い線です。じっと見ないと分かりません。
三.長さは人によって全然違います。 薬指の下あたりから短く伸びている人もいれば、手のひらの真ん中から長く伸びてくる人もいます。始まる位置に決まりはありません。
◆ 何を表すのか
財運線は、お金の入り口を表します。
どこから、どういう形で、どれくらいの勢いでお金が入ってくるか。その通り道が線として出ます。
ここで大事なことを書いておきます。
財運線は「持っているお金の量」を表す線ではありません。
よく誤解されるところです。財運線が濃い人が金持ちで、薄い人が貧乏、という単純な話ではない。
これは入り口の形を示す線です。入り口が広くても、出口がもっと広ければ残りません。逆に入り口が細くても、出口を絞っていれば手元に残ります。
だから私は、財運線だけを見て「お金がある・ない」を判断しません。必ず金星丘(親指の付け根の膨らみ=出す側)と合わせて読みます。
◆ なぜ見つけにくいのか
生命線や感情線は、誰の手にもはっきり刻まれています。深い溝になっているので、迷いません。
財運線は違います。もともと細く、浅い線です。
しかも、この線は変化します。生命線は数年でそう変わりませんが、財運線は半年で濃くなったり、消えたりします。
今あなたが「これかな、どうかな」と迷っているとしたら、それは普通の反応です。財運線とはそういう線です。
■ 左手と右手、どちらの財運線を見るのか
これは、いちばん多く聞かれる質問です。
先に答えを書きます。両方見ます。片方だけでは分かりません。
◆ 左右で意味が違う
手相には、こういう決まりがあります。
- 左手 ── 生まれ持ったもの
- 右手 ── 今つくられてきたもの
左手は、あなたが何も選ばなかったとしても、そこにあったはずの形。右手は、あなたが生きてきた結果として今ある形です。
(右利きの方を前提にしています。左利きの方は逆に読む流派もありますが、私は利き手のほうを「今」として読みます。使っている手に、その人の現在が出るからです)
◆ 左右を比べると、何が分かるのか
ここが本題です。差にこそ意味があります。
左にあって、右にない人
生まれつき入り口を持っていたのに、今は使っていない状態です。
若い頃はお金に関心があった。稼ぐ工夫もしていた。それが、いつからか止まっている。仕事に慣れて、生活が回るようになって、考えなくなった。そういう方の手です。
もったいない手です。もともと持っているので、意識を戻せば線も戻ります。
右にあって、左にない人
これは逆で、後から自分で作った人です。
生まれつきお金の才能があったわけではない。ただ、必要に迫られたか、意識して身につけたかで、入り口を自力で開けた。
私は、この手をいちばん高く評価します。生まれ持ったものより、自分で作ったもののほうが強いからです。
両方にある人
一貫しています。生まれつき持っていたものを、そのまま使い続けている。
安定した手ですが、変化には弱い。今のやり方が通用しなくなったとき、切り替えに時間がかかります。
両方にない人
お金を見てこなかった、ということです。
責めているのではありません。見る必要がなかったのかもしれない。ただ、これから増やしたいと思っているなら、まず見るところから始めることになります。
◆ だから、片手だけでは判断できません
「右手だけ見ればいい」「利き手だけでいい」と書いてある記事もありますが、私はそう読みません。
片手だけでは、それが生まれつきなのか、後から作ったものなのかが分からないからです。同じ「財運線がない」でも、生まれつきないのと、あったのに消えたのとでは、意味も対処法もまったく違います。
自分で見るときも、両手を並べて比べてみてください。それだけで、片手では見えなかったことが見えてきます。
■ 財運線が見当たらない人
いちばん多いパターンから書きます。
手のひらを何度見ても、水星丘に縦線らしきものが見つからない。これは珍しいことではありません。
ただし、私はこの手を見たとき、必ず二つのどちらかだと考えます。
◆ パターン①:お金に関心が向いていない人
一つ目は、単純にお金への関心が薄い人です。
稼ぐことにも、貯めることにも、意識が向いていない。お金の話題が出ても、あまり興味を持たない。給料の額を正確に覚えていない。
こういう方の手に、財運線は出ません。
そして重要なのは、この方たちの大半は、お金で困っていないということです。
関心がないので、無駄に使うこともない。欲しいものが少ないので、支出が増えない。結果として、平均以上に残っている人が多い。
財運線がなくて困っていないなら、あなたはこちらです。それでいいんです。
◆ パターン②:お金から目を逸らしてきた人
問題はこちらです。
- 通帳を見るのが怖い
- 家計簿をつけたことがない
- 今月いくら使ったか把握していない
- クレジットカードの明細を開かない
- 口座アプリを入れていない、または開かない
一つでも当てはまるなら、あなたの財運線が出ていない理由はこれです。
◆ 見ていないものは、線にならない
理屈は単純です。
手相の線は、その人が長年どういう行動を取り、何に意識を向けてきたかの蓄積です。意識が向いていない領域は、線として刻まれません。
お金を見ていない人の手に、お金の線は出ない。当たり前のことです。
私が実際に見た手で、いちばん印象に残っているものがあります。
四十代の男性でした。収入は同世代より上です。それなのに、水星丘に線が一本もなかった。他の線は太くはっきりしているのに、そこだけ空白でした。
理由を聞いたら、こう言われました。
「銀行のアプリ、入れてないんです。見ると気が滅入るので」
腑に落ちました。見ていないものは、育ちようがない。
◆ この場合、どうすればいいか
やることは一つだけです。見る。
家計簿をつけろとは言いません。続きません。
月に一度、五分でいい。通帳か口座アプリを開いて、残高を見る。増えていても減っていても、何も判断しなくていい。ただ数字を目に入れる。
これを続けた方の手に財運線が出てきたのを、私は何度も見ています。
順番として、線が出たからお金が入るのではありません。あなたが見るようになったから、線が出るんです。線は結果です。
■ 財運線が薄い人
うっすらとは見える。ただし細く、途中で消えかかっている。
このパターンも多いです。
◆ 意味すること
入り口はある。ただし細い。
具体的には、収入の額そのものより、「自分で決められる収入」が少ない状態を示します。
決められた額が、決められた日に入る。それ以外の経路がない。会社員の方に多く出ます。
これ自体は悪いことではありません。安定は強さです。
◆ ただし、ここに落とし穴があります
薄い財運線の人は、お金を増やす行動を取らない傾向があります。
理由は簡単で、増やす経験がないからです。決まった額が入る生活を続けていると、「自分の行動で収入が変わる」という感覚そのものが育ちません。
だから、こうなります。
- 昇給の交渉をしたことがない
- 副業を検討したことはあるが、調べて終わっている
- 転職したほうが条件がいいと分かっていても動かない
- 資産を増やす話は「そのうち」で三年経っている
心当たりがあるなら、あなたの財運線が薄いのは、入り口を一本しか使っていないからです。
◆ 実際にあった話
三十代半ばの女性で、この線がほとんど見えない方がいました。
事務の仕事を十年以上続けている方です。真面目で、家計もきちんと管理されていました。貯金も同世代の平均を上回っている。
それなのに、本人はずっと不安そうでした。理由を聞いたら、こう言われました。
「このまま定年まで、たぶん今のままなんだろうなと思うと」
貯まっていないから不安なのではありませんでした。増える見込みがないから不安だったんです。
薄い財運線の人が抱えるのは、たいていこの不安です。困ってはいない。ただ、この先も変わらないことが分かってしまっている。
◆ 薄い線は、濃くなります
財運線は動く線です。
私が見てきた中で、この線がいちばん変わりやすい。半年で見違えるほど濃くなった手を、何度も見ています。
濃くなるきっかけは、たいてい同じです。収入の経路を、一本増やしたときです。
副業でなくてもいい。金額も小さくていい。給料以外の場所から、自分の行動でお金が入る経験を一度すると、線が動きます。
不思議に思われるかもしれませんが、理屈は通っています。経路が増えれば、意識がそこに向く。意識が向けば、行動が変わる。行動が変われば、手の使い方が変わる。それが線になります。
■ 財運線が細切れになっている人
線はある。ただし途中で切れている。あるいは、短い線が点線のように縦に並んでいる。
◆ 意味すること
入ってはくる。ただし、積み上がらない。
この手の持ち主から聞く話は、驚くほど似ています。
「入ってくるんです。入ってはくるんですけど、気づいたら無いんです」
ほぼこの通りの言い方をされます。
◆ なぜ積み上がらないのか
細切れの線は、収入がないという意味ではありません。むしろ逆で、この線が出る人には稼ぐ力があります。動ける人が多い。だから入る。
問題は、通り道が途切れていることです。
臨時収入は入る。ボーナスも出る。副業も当たる。でも、それが翌月に残っていない。
もっと具体的に言います。
こういう手の人は、お金が入った直後の判断が甘くなります。
入った瞬間に、少し気が大きくなる。前から欲しかったものを買う。人に奢る。「これくらいはいいだろう」と思う。
一回一回は大した額ではありません。ただ、それが毎回起きる。年間で足すと、驚く額になっています。
◆ 実際にあった話
四十代前半の男性で、この線がきれいに三つに割れている方がいました。
営業職で、成績に応じて収入が変わる。良い月と悪い月で、手取りが倍近く違うと言われていました。
その方が最初に言ったのが、これです。
「年収で言えば悪くないんですよ。周りにもそう言われます。でも通帳を見ると、なんでこれだけしかないんだと」
年収は高い。手元にはない。細切れの財運線を持つ人の、典型的な状態です。
聞いていくと、良かった月に必ず何か買っていました。時計、旅行、車の頭金。一つひとつは「頑張ったご褒美」で、本人の中では正当な支出です。
問題は、それが良かった月にしか起きないことでした。悪い月は何も買わない。だから本人の記憶では「無駄遣いはしていない」になる。
年間で見ると、良かった月の支出が全部を持っていっていました。
◆ 対処法は一つです
入った瞬間に、目の前から動かす。
意志の力で我慢するのは無理です。この手の人は、目の前にあるお金を必ず使います。三十年、四十年と勝ててこなかったものに、今日から勝てるようにはなりません。
だから置き場所を変える。入金された時点で、決めた額を別の口座に移す。残りで生活する。
意志ではなく、動線の問題として処理してください。
■ 財運線が複数ある人
細い線が何本も、縦に並んで出ている。
◆ 意味すること
収入の経路が、複数ある手です。
会社員であっても、この手の人は給与だけで完結していません。副業をしているか、していなくても「一本で食っていく」という発想が最初からない。
強みです。一つが止まっても、全部は止まりません。
◆ ただし、それぞれが細い
複数あるということは、一本一本が細いということでもあります。
太い一本があれば流れは安定します。細い線が何本もある状態は、入る時期も金額もばらつく。
そして人は、ばらつく収入をうまく扱えません。
多く入った月に生活の基準を合わせてしまうからです。良かった月の水準が、少ない月にも残る。これが繰り返されると、年間で確実にマイナスになります。
「何にお金が消えているか分からない」と言う人に、この手が多い。毎月違うものに消えているので、追えないんです。
◆ 実際にあった話
三十代の男性で、細い線が四本並んでいる手を見たことがあります。
本業のほかに、物を売る仕事と、人に教える仕事と、知人の会社の手伝いをされていました。四本の線が、そのまま四つの経路に対応しているように見えました。
その方は、こう言いました。
「どれも中途半端なんですよね。一本に絞ったほうがいいのかとも思うんですけど」
私は絞る必要はないとお伝えしました。この手は、もともと一本にまとめられない手だからです。
ただ一つだけ聞きました。四本のうち、いくら入っているか把握しているのは何本ですか、と。
一本でした。本業だけです。
残りの三本は、入ってきた実感がないまま消えていました。 経路を増やすこと自体は正しかった。増やした経路を見ていなかっただけです。
◆ この手の人がやるべきこと
平均を出してください。
過去六か月の入金額を足して、六で割る。その額を「自分の月収」として扱う。多く入った月の差額は、最初から無かったことにして別の場所に移す。
複数の入り口を持っていること自体は財産です。扱い方だけを変えてください。
■ 財運線が長い人
手のひらの真ん中あたり、あるいはもっと下の手首寄りから、小指の下まで長く伸びている。
短い人と比べると、明らかに長い。そういう線です。
◆ 意味すること
お金のことを考え始めた時期が早い手です。
財運線は、下から上へ向かって伸びます。下が若い頃、上が現在です。線が長いということは、若いうちから入り口が開いていたということになります。
学生の頃からアルバイトで稼いでいた。実家の家計を早くから見ていた。若い時期に一度、お金で困った経験がある。こういう方に長い線が出ます。
◆ 長い線のいいところ
お金に対する反応が速いです。
金額の感覚が身についているので、高いか安いかの判断が早い。損得の勘定を、感情と切り離してできる。
そして、お金の話を人としても動じません。若い頃から扱ってきたからです。
◆ ただし、注意点があります
長いだけで、濃さがない場合。
これは、意識はあるのに行動が伴っていない状態です。
お金のことをずっと考えてはいる。情報も持っている。詳しい。でも、実際に手を動かしていない。
こういう方は、話を聞くと本当に詳しいんです。投資の話も、税の話も、制度の話も知っている。それなのに、口座の残高は何年も変わっていない。
長いのに薄い線を持つ方は、ここを疑ってください。知っていることと、やっていることが離れていませんか。
■ 財運線が枝分かれしている人
線の先が二股、あるいは三股に分かれている。
上に向かって、フォークのように広がっている形です。
◆ 意味すること
入り口が、今まさに増えつつある状態です。
財運線は上に向かって伸びるので、先端が分かれているということは、これから先で経路が枝分かれしていくということになります。
実際、この線が出ている方に聞くと、たいてい何かが動いています。
- 副業を始めたばかり
- 転職や独立を考えている
- 頼まれごとが増えて、それがお金になり始めた
- 今までと違う種類の仕事が入ってきている
心当たりがあれば、それが線に出ています。
◆ いい兆しです。ただし条件があります
枝分かれは、基本的にいい形です。入り口が増えるということですから。
ただし、枝が全部細い場合は話が変わります。
分かれてはいるが、どれも育っていない状態。手を出しているものが多いだけで、どれも形になっていない。
こうなると、時間だけが分散して、結果的にどれも伸びません。
◆ どうすればいいか
枝が細い方には、いつも同じことをお伝えしています。
一本だけ、太くしてください。
全部やめる必要はありません。ただ、今ある枝の中で「これがいちばん芽がある」と思うものを一つ選んで、そこに時間を寄せる。
一本が太くなると、不思議なことに他の枝も太くなります。逆に、全部を均等に育てようとすると、全部細いままです。
■ 財運線が濃く一本ある人
くっきりとした線が、まっすぐ一本。
これは分かりやすい手です。
◆ 意味すること
収入の経路が一本にまとまっていて、そこが安定している。長く同じ仕事を続けている方に、よく出ています。
この手の人は、お金の問題を起こしにくい。入りが読めるので、計画が立ちます。
◆ 実際にあった話
五十代の男性で、太い一本がまっすぐ通っている手を見たことがあります。
同じ会社に三十年近く勤めておられました。手のひら全体が落ち着いていて、乱れた線がほとんどない。安定した手です。
その方が相談に来られた理由は、お金がないからではありませんでした。
「あと数年で定年なんですが、それから先が想像できなくて」
太い一本を持っている人は、その一本が終わる日を怖がります。今まで一度も、別の入り口を使ってこなかったからです。
この方に必要だったのは、貯めることでも節約することでもありませんでした。細くていいから、二本目を今のうちに作っておくことでした。
◆ 気をつける点
一本しかない、ということでもあります。
その一本が止まったとき、代わりがありません。転職、廃業、体調。何かで一本が細くなったとき、この手の人はいちばん動揺します。
濃い一本を持っている方には、私はいつも同じことをお伝えします。もう一本、細くていいので作っておいてください。
太い線を持っている人は、細い線を軽く見がちです。ただ、細い線がある人は、太い線が止まったときに折れません。
■ 財運線を横切る線がある人
財運線に、横から短い線が入って交差している場合があります。
これを障害線と呼びます。
◆ 意味すること
入り口に、何かが引っかかっている状態です。
多いのは、この三つです。
- 返済がある(借入、ローン、立て替え)
- 誰かに貸したまま返ってきていないお金がある
- 継続的に出ていく固定費が、収入に対して重い
心当たりがなければ、気にしなくて構いません。ただし、思い当たる場合は、そこが最優先です。
入り口に引っかかりがある状態で、他をどれだけ整えても効きません。水道の元栓が絞られているのに、蛇口を磨いても水は増えないのと同じです。
■ 財運線を濃くする三つの方法
ここまで読んで、自分の線がどれかは見当がついたと思います。
では、どうすれば濃くなるのか。実際に効いたものだけを、三つ書きます。
◆ 一.月に一度、五分だけ数字を見る
繰り返しになりますが、これがいちばん効きます。
見ていないものは育ちません。判断も評価もしなくていい。ただ残高を目に入れる。それだけです。
◆ 二.収入の経路を、一本だけ増やす
金額は問いません。月に三千円でもいい。
給料以外の場所から、自分の行動でお金が入る経験を一度してください。線は、経験に反応します。
◆ 三.入ったら、その日のうちに動かす
意志ではなく、動線の話です。
目の前にあるお金は使われます。だから目の前に置かない。入金された日に、決めた額を別の場所へ移してください。
金額は、無理のない額にしてください。続かない額を設定すると、二か月で崩れます。崩れた経験は、次の意欲を削ります。
私がお伝えするのは、いつも「少なすぎるくらいの額」です。月に三千円でも構いません。続いた事実のほうが、金額より効きます。
◆ やらなくていいこと
逆に、やらなくていいことも書いておきます。
家計簿は、つけなくていいです。 財運線を濃くしたくて家計簿を始めた方を何人も見ましたが、続いた方はほとんどいません。項目を分けて、レシートを集めて、集計する。この工程が重すぎます。
節約も、まずは要りません。 削ることから始めると、生活が縮んだ感覚だけが残って、続きません。
先にやるのは、見ることと、動かすこと。この二つだけです。削るかどうかは、見えてから決めればいい話です。
■ 見分けがつかないときは
ここまで書いてきましたが、正直に申し上げます。
自分の財運線を、自分で判定するのは難しいです。
理由が三つあります。
一つ目。財運線は細く浅い線なので、光の角度で見えたり見えなかったりします。 蛍光灯の下で見えなかった線が、窓際で見えることがあります。逆もあります。
二つ目。比べる基準がありません。 「濃い」「薄い」は他の手と比べて初めて分かります。自分の手しか見たことがなければ、それが濃いのか薄いのか判断できません。
三つ目。財運線だけでは読めません。 財運線が細くても、金星丘が厚ければ話が変わります。障害線が入っていれば、また変わる。単体で結論は出せない線です。
だから、この記事を読んで判断がつかなかった方は、それが普通です。私も自分の手だけは、いまだにうまく読めません。
一度、窓のそばで、光の角度を変えながら自分の手のひらを見てみてください。蛍光灯の下では見えなかった線が、浮かんで見えることがあります。
見てもわからなかったら、私が視ます。
両手のひらの写真をお送りください。財運線と金星丘を読んで、5,000字の鑑定書と、線を描き込んだ画像解説を、24時間以内にお返しします。
■ 最後に
財運線がない、薄い。それだけで落ち込む必要はありません。
この線は、あなたが決まっている運命を示すものではないからです。今までお金にどう向き合ってきたかの記録です。
記録は、これから書き換えられます。
私が今まで見てきた中で、財運線が半年で濃くなった手は何十とあります。共通していたのは、特別なことをした人ではありませんでした。ただ、見るようになった人です。
手は嘘をつきません。
そして手相は、変わります。
財運手相師 宝生