「今の状態が最悪」とは限らない
人生には、思い通りにいかない時期があります。
経済的な問題、健康の問題、仕事の問題、そして恋愛や夫婦関係など、人によって悩みはさまざまです。
そんなとき、多くの人は「どうすれば、この問題をなくせるのだろう」と考えるのではないでしょうか。
もちろん、問題を解決することは大切です。
でも私は、これまでの経験から、もう一つ考えてほしいことがあります。
それは、
「この出来事によって、自分の価値観は何か変わっただろうか?」
ということです。
当たり前だったものが、当たり前ではなくなる
私自身、以前は日常的に使う財布の中に、常に40万円ほど入っていた時期がありました。
ところが、経済状況が変わった現在、偶然3万円ほどの臨時収入が入っただけでも、
「あぁ! 嬉しい!」
正直、嬉しくて、嬉しくて(笑)。
以前なら何でもないことが、今では大きな喜びになっています。
健康についても同じです。
余命宣告を受けた現在、私は以前よりも時間の大切さを強く感じるようになりました。
皮肉なことですが、今の私は、これまでの人生の中でも1番、2番に充実した時間を過ごしていると感じています。
問題が起きたことで、それまで気づかなかったものの価値に気づくことがあります。
恋愛や夫婦関係の悩みも同じ
これは、経済や健康だけの話ではありません。
たとえば、
「最近、彼が冷たくなった。彼の本当の気持ちが知りたい」
「別れたけど、やっぱり彼が一番好き。元カレと復縁したい」
「毎日が家庭内別居。夫婦の関係がうまくいっていない」
そんな悩みを抱えていると、どうしても「今の状況を何とか変えたい」と思ってしまいます。
相手の気持ちを知りたい。
関係を元に戻したい。
もちろん、その気持ちは自然なものです。
ただ、そんなときこそ、一度立ち止まってみてほしいです。
「この出来事は、私に何を気づかせてくれているのだろう?」
と。
転機(問題)は、新しい方向を考えるきっかけに
人生の転機(問題)は、必ずしも悪いことだけではありません。
何かがうまくいかなくなったからこそ、それまでとは違う視点で自分の人生を見ることができます。
そして、
転機 (問題)→ 立ち止まる → 新しい方向を考える→「幸せの道」を再設計して歩き始める
という流れが生まれることがあります。
今まで相手のことばかり考えていた人が、「私は本当はどんな人生を送りたいのだろう」と考え始める。
今まで我慢することが当たり前だった人が、「これからは自分の人生も大切にしてみよう」と思えるようになる。
そう考えると、今起きている問題も、人生を見直すための一つのきっかけなのかもしれません。
ピンチは、本人次第でチャンスになる。
もちろん、問題が起きたこと自体を「良かったこと」と言うつもりはありません。
つらいことは、つらい。
苦しいことは、苦しい。
それでも、その経験をしたからこそ変わる価値観があります。
そして、その価値観の変化が、これまでとは違う人生の方向へ進むきっかけになることがあります。
「今が最悪だから、これからも悪い」
とは限りません。
今の状況をどう受け止め、これから何を考えるのか。
そこには、自分自身で選べる部分があります。
ピンチは、本人の考え方次第でチャンスにも変わる。
私は、自分自身の人生を通して、そう感じています。
そして、
人生は、いつでも、どこからでも、何度でも立て直せる。
そう思っています。