耳の痛いことも書く、と決めている理由

耳の痛いことも書く、と決めている理由

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私の鑑定では、安心できることだけを並べることはしません。
必要であれば、耳の痛いことも、そのままお伝えします。
なぜそう決めているのか、お話しします。

◆ 優しい言葉だけでは、同じ場所に戻ってくる


「大丈夫ですよ」「きっとうまくいきます」と言われて、気持ちが軽くなる。
その軽さは、本物です。けれど、数日たつと、また同じ不安が戻ってくる。そんな経験はありませんか。

不安の下にある反応に触れないまま、安心だけを足しても、反応は、そのまま残ります。
同じ場面が来たら、同じように身構える。だから、安心の言葉だけでは、同じ場所に戻ってきてしまうのです。

◆ 耳の痛いことは、責めることではない


耳の痛い内容、と聞くと、責められるように感じるかもしれません。
でも、私が書く耳の痛いことは、あなたを責めるためのものではありません。

たとえば、
「待つことが、あなたの守りになっている」
「その関係は、今のままだと、同じ形を繰り返しやすい」
といったことです。

これらは、あなたの落ち度ではありません。かつて必要だった反応が、今も働いているだけです。
責めずに、けれど、見えているものは隠さない。その二つは、両立します。

◆ 自分では見えない角度がある


人は、自分の反応の中にいるとき、その反応の形を、外から見ることができません。
「相手が冷たいから不安になる」と思っているとき、実は、相手が何をしても不安になる反応が、先に立ち上がっていることもあります。

自分では見えない角度は、外から言葉にしてもらって、はじめて見えるようになります。
その言葉が、ときに耳の痛いものになるのは、見えていなかったものに触れるからです。

◆ 耳の痛さで、終わらせない


耳の痛いことは、伝えて終わりにはしません。
必ず、「では、どう変えていくか」までお伝えします。

見えたものを、ただ突きつけても、あなたの手元には、重さだけが残ります。
どこで反応が立ち上がり、そのとき何を確かめ、どちらへ選び直せるのか。そこまで言葉にして、はじめて、耳の痛いことが、役に立つものになります。


◆ 結びに


耳の痛いことを、誰かにそのまま言ってもらえる機会は、多くありません。
だからこそ、責めずに、けれど隠さずに、一つずつお伝えしたいと思っています。

同じ苦しさが戻ってきたときにも、ご自身で見分けて、次を選べるように。
今いちばん気になっていることから、丁寧に辿らせていただきます。

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