◆ 動きたいのに、動けない
連絡するか、しないか。転職の話を切り出すか、もう少し待つか。気持ちを伝えるか、様子を見るか。
動いたほうがいい気がする。けれど、今ではない気もする。決めかねたまま、時間だけが過ぎていく。
そして、動けない自分に、「もっと決断力があれば」「気持ちが弱いから」と、焦りを重ねてしまう。
これまでのご相談の中にも、そうおっしゃる方が、何人もいらっしゃいました。
◆ 動けないのは、根性不足ではない
はっきりお伝えしておきたいことがあります。
動けないのは、意志が弱いからでも、決断力が足りないからでもありません。
「いつ動くか」は、気合いで決まるものではないからです。動く時期には、自分の意志とは別に、決まる条件があります。
◆ タイミングを決めている、二つのもの
一つ目は、状況の側の流れです。
相手の状況、環境の変わり目、時間の経過。ご自身の力では動かせないものが、動きやすい時期と、動きにくい時期を作っています。
二つ目は、ご自身の躰の側の準備です。
同じ行動でも、躰が警戒している最中に動けば、反応に押された動きになります。逆に、整っているときに動けば、選んだ動きになります。
この二つが、噛み合ったときに、動きは実を結びやすくなります。どちらか一方だけを見て「今だ」「まだだ」と決めると、ずれが生まれます。
◆ 早すぎる一手と、遅すぎる一手
状況の流れを見ないまま、焦りで動いてしまうと、早すぎる一手になります。相手に余裕がないときに踏み込んでしまう。環境が変わる直前に、結論を急いでしまう。
一方で、躰が警戒して、動ける時期を見送ってしまうと、遅すぎる一手になります。「まだ早い」と言い聞かせているうちに、動きやすい流れが過ぎていく。
どちらも、意志の強さの問題ではありません。時期と反応の見立てが、ないまま動いているだけです。
◆ 自分だけでは、見えにくいもの
厄介なのは、この二つが、ご自身の中では見分けにくいことです。
「今は動けないだけ」なのか、「動かないほうがいい時期」なのか。「焦っているだけ」なのか、「今が動く時」なのか。
頭の中では、どちらの声も、同じ強さで聞こえます。だから、自力で答えを出そうとするほど、堂々巡りになりやすいのです。
◆ 「いつ」を先に視るという選び方
〖三月先見〗は、現在地点を起点に、ここから約3か月の流れを、追加の鑑定で視ていくものです。
最初の1か月、次の1か月、3か月目と、時期ごとに、動きやすいこと、急がないこと、注意したい反応をお伝えします。あわせて、3か月の中で最も流れが変わりやすい箇所と、避けたい選択、この期間全体の行動の指針も視ます。
未来を一つに固定してお伝えするものではありません。日付を断定することもしません。今の流れの先に、どんな動きが生じやすいのか。その中で、ご自身が何を選べるのか。その材料を、先に手元に持っておくためのものです。
◆ 時期を知るのは、反応に押されず、自分で選ぶため
いつ動くかを視ておくと、焦りや警戒が立ち上がったときに、「これは今の流れの声なのか、それとも反応の声なのか」を、少し立ち止まって見分けられるようになります。
動く時期も、待つ時期も、反応に押されて決めるのではなく、ご自身で選んだものにする。それが、時期を視ることの意味だと思っています。
◆ 結びに
もし、動くタイミングを決めかねて、時間だけが過ぎているなら。
それは、あなたの意志が足りないからではなく、時期と反応の見立てが、まだ手元にないからかもしれません。
その先の流れを、一緒に視てみませんか。