副業の売上が少しずつ増えてきたとき、ふと気になる数字があります。
「副業の所得が20万円を超えたら、確定申告が必要らしい」。この話を知った瞬間が、一番不安が大きくなるときかもしれません。ただ、経理の実務の観点でつまずきやすいのは、税金の計算そのものよりも、その手前の「集計」です。この記事では税務助言ではなく、集計と段取りの話として、年内にやっておきたい整理の進め方をまとめます。
なぜ集計で止まるのか
副業の数字は、最初からバラバラの場所にあります。売上はココナラやBOOTH、noteなど媒体ごとの管理画面の中にあり、入金額は手数料が引かれた後の金額なので売上そのものではありません。経費はクレジットカードの明細と、スマートフォンに撮ったレシート写真の中に散らかっています。
確定申告に必要なのは、このバラバラな数字を「1年分・月別・科目別」に並べ直したものです。1月になってから12か月分を掘り起こすと、それだけで土日が溶けてしまいます。
年内にやることは「分ける」だけ
逆に言えば、計算は来年で大丈夫です。年内にやる価値があるのは、次の3つに分けることだけです。1つ目は月別に分けること(何月にいくら売れたか)。2つ目は媒体別に分けること(どのサービスでいくらか)。3つ目は経費を科目に分けること(通信費、消耗品費、手数料など)です。
この「分ける」作業が終わっていれば、1月にやることは計算と転記だけになります。不安の正体の大半は、実はこの「全体像が見えない」ことです。月別×媒体別に並べた時点で、今年の副業の全体像が初めて見えてきます。
分けるときの記録項目は6つで十分
分ける作業と同時に記録するなら、項目は次の6つに絞ってください。多いほど続きません。日付、種別(売上/経費)、媒体・販売先、科目、内容、金額(税込で統一)です。月1回、先月分をまとめて記録するだけで十分回ります。
まずは年内に「分けるだけ」を終わらせて、静かな1月を迎えてください。この記事の段取りだけ取り入れて、自作してもらっても大丈夫です。
入力する時間がない方は、こちらの案内もご覧ください。
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※この記事と掲載商品は、帳簿づけや収支管理を支援するもので、税務助言ではありません。申告が必要かどうかの判断や申告内容は、税務署の案内や税理士にご確認ください。