惑星の強弱、惑星の品位

惑星の強弱、惑星の品位

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占い
インド占星術には、惑星のコンディションを示す4つの状態(高揚、ムーラトリコーナ、定座、減衰)があります。
これらは、星が「王座」で威張っていたり、逆に「敵地」で萎縮していたりする、いわば極端な状態を指すものです。

学び始めの頃、自分のホロスコープを確認してみると、私の7つの惑星は見事にこれらの特別席をすべて回避していました。
天才もポンコツもいない、惑星全員が他人の家で過ごしているという、なんともフラットな職場環境です。

自分がレアケースだった。


最初は「他の人もこんなものだろう」と思っていたのですが、お客様のチャートを見ていくうちに、ほとんどの人には1〜2個の特等席があることが分かってきました。

7つの天体それぞれが、これら4つの状態のいずれかに該当する確率は約25〜33%あります。
そのため、大半の人のホロスコープには1つや2つ、特別扱いされる星が存在するのが普通なのです。
逆に、7つの星すべてがVIP席もペナルティエリアも器用にすり抜けるという確率を引き当てた私の方が、統計上は1割未満の特異な存在だったというわけです。
星々の世界では、どこにも極端な突出や欠落がないという、その徹底した平穏さこそが、かえって最大の個性として扱われるようです。

ホロスコープの鑑定人としての視点

大部分の人は、王座や敵地といった分かりやすい「見せ場」や「弱点」が散りばめられているため、解読の糸口を見つけやすいものです。
ところが、これといった特徴がないケースでは、そうした派手なドラマが起きません。
材料がないというか、引っかかりがないという、ある意味で贅沢な悩みにぶつかります。
しかし、分かりやすい特徴がないからといって人生が退屈なわけではありません。

ジョーティッシュの引き出し

ジョーティッシュには惑星の品位以外にも、見るべき要素が山ほどあります。
吉星や凶星の配置、ハウス(室)が持つ意味、アスペクト(惑星同士が及ぼし合う影響)、さらにダシャー(時期運)など、ホロスコープを解読するための引き出しはいくらでも用意されているのです。

しかも、惑星の品位を測る際には、度数という極めて細かい数値まで容赦なく考慮されます。
そのため、母子手帳に記された1分単位の正確な出生時間まで要求されるという徹底ぶりです。
本当に奥が深いですが、それこそが面白いところだと思います。


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