「塔」は怖いカード?

「塔」は怖いカード?

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占い
タロットカードの中でも、塔/死神/悪魔は「できれば、出てきてほしくない」と思われている三大カードではないでしょうか。中でも塔のカードのインパクトは抜群です。一転にわかに掻き曇った空と稲妻、焼け落ちる建物と、地上に投げ落とされる人々。どうにも、良い兆しのようには思えません。これぞまさに終末。

けれど、塔のカードには、もっと奥深い面白さがあります。生活の中で、塔のカードが象徴するような出来事が起きたとき、それは「終わり」ではなく、「やっと本当のことが始まる瞬間」でもあるのです。

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〜本音を知ってしまう日〜


長く一緒にいる大切な人の、ずっと知らなかった本音を、ある日ふと聞いてしまうことがあります。「本当は、あのとき傷ついていた」「本当は、ずっと寂しかった」。悪意のある言葉ではなくても、その一言で、それまで見ていた相手の姿が大きく揺らぎます。知らなかった頃には、もう戻れません。

人間関係で塔が出るとき、崩れるのは、関係そのものではないことがあります。崩れるのは、「この人はこういう人だ」「言わなくても分かってくれるはず」という思い込みや、平気なふりをして積み上げてきた形なのです。

〜終わりではなく、組み直しの始まり〜


だから塔は、関係が終わる場面だけで出るカードではありません。本音が見えたところから、関係の形を組み直していく。むしろ前より正直な関係へ、一新されていく場面でも出てくるのです。どう組み直していくかは、ここからです。

同じく新しい段階へ進むことを表す「死神」との違いは、死神が、時間をかけて一つの段階が終わっていく変化だとしたら、塔は、ある出来事や一言をきっかけに、それまでの形が一気に保てなくなって、組み直されていく変化だという点かもしれません。

〜アドバイスとして、出たら〜


では、アドバイスとして出たら。塔が勧めるのは、崩れかけた形を、さらに支え続けることではありません。

まず、積み足さないこと。我慢や約束や予定を、ぐらついているものの上に、これ以上重ねない。次に、本音を小さく、先に言うこと。溜め込んだ言葉は、いつか雷のように一気に出てしまいます。「本当は疲れていた」「本当は寂しかった」。短い一文でいいのです。そして、崩れたあとは、全部を取り戻そうとせず、残った気持ちをひとつ拾うこと。組み直しは、そこから始まります。

塔は、状況を知るためだけのカードではありません。知れたあとに、どう動けばいいかまで教えてくれる、本当はとても素敵なカードなのです。

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