悩みがうまく言葉にできなくても相談していい理由

悩みがうまく言葉にできなくても相談していい理由

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コラム
「相談してみたいけれど、何から話せばいいのか分からない」
「自分でも何に悩んでいるのか、うまく説明できない」
そんな理由で、誰かに相談することをためらっていませんか?

相談というと、現在の状況や自分の気持ちをきれいに整理して、分かりやすく説明しなければならないように感じるかもしれません。

けれど、本来は自分だけで整理できないからこそ、誰かに相談するものです。

気持ちは、いつも言葉にできるとは限りません

悩んでいるときは、頭の中にさまざまな考えや感情が同時に浮かんできます。
「悲しい」「腹が立つ」「不安」「どうしたらいいか分からない」
一つの出来事に対して、いくつもの感情が混ざっていることもあります。

また、悩みが長く続いていると、何が最初のきっかけだったのか分からなくなったり、考えすぎて自分の本当の気持ちが見えなくなったりすることもあります。

そのような状態で、すべてを順序よく説明できないのは自然なことです。

断片的な言葉からでも整理できます

相談するときは、最初から長い文章を書く必要はありません。
たとえば、
「最近、なんとなくつらいです」
「恋人の一言がずっと引っかかっています」
「仕事に行くのがしんどいけれど、理由が分かりません」
「私が悪いのか、相手が悪いのか分からなくなりました」
このような短い言葉から始めても大丈夫です。

話していく中で、「それはいつ頃からですか?」「どのような場面で特につらくなりますか?」と一緒に確認していくことで、少しずつ状況や気持ちが見えてくることがあります。

話が前後しても、同じことを何度も書いても構いません。
すぐに答えが出なくても、自分の気持ちを言葉にしようとする過程そのものが、悩みを整理する時間になります。

「うまく話すこと」より大切なこと

相談するときに大切なのは、きれいに説明することではありません。
今の自分が感じていることを、話せる範囲で少しずつ外に出してみることです。

自分の中だけで考え続けていると、同じ考えを何度も繰り返してしまうことがあります。しかし、誰かに話し、質問を受けることで、今までとは違う角度から状況を見られる場合があります。

「相談するほどの悩みではないかもしれない」
「こんなことで悩む自分がおかしいのかもしれない」
そう感じていることも、そのまま話して大丈夫です。

悩みの大きさは、他人と比べて決めるものではありません。あなたが現在困っているのであれば、それは相談してよい悩みです。

まとまっていない状態のままで大丈夫です

私は精神保健福祉士・社会福祉士として、精神科で年間200名以上の問診や生活相談に携わってきました。
その中でも、最初から自分の悩みを分かりやすく説明できる方ばかりではありませんでした。

「うまく言えない」「自分でも分からない」という状態から、一緒に言葉を探していくことも相談支援の一つです。
私のチャット相談でも、話がまとまっていなくて構いません。短い文章や、思いついたことから少しずつ送っていただけます。

一人で整理できないことを、一緒に整理するために相談があります。

何から話せばよいか分からない方は、まず「うまく言葉にできません」と伝えるところから始めてみてください。

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