「正義」という言葉が嫌いな私。正しさを振りかざす前に、人としてどうあるべきかを考えたい

「正義」という言葉が嫌いな私。正しさを振りかざす前に、人としてどうあるべきかを考えたい

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私は、「正義」という言葉があまり好きではありません。

​世間では素晴らしいものとして扱われがちですが、現実を見渡すと、この「正義」という名の下に人が深く傷つけられている場面に多々遭遇します。

​もちろん、信念を持ち、正義を貫き通す姿勢そのものは立派なことかもしれません。しかし、自分が「正しい」と信じて疑わないときほど、人は他者の痛みに対して驚くほど鈍感になってしまう危険性を孕んでいます。「自分は間違っていないのだから、相手を攻撃してもいい」と、正義は時として、誰かを容赦なく叩くための冷酷な武器へと姿を変えてしまうのです。

​正義感が強いのは良いことですが、果たしてその行動は、自分の言動に伴っているでしょうか?

​誰かを声高に糾弾するその前に、一度立ち止まって自分の足元を見つめ直す必要があります。正義を振りかざすことで、目の前の人を追い詰めていないか。自分のちっぽけなプライドや優越感を満たすために「正しいこと」を利用していないか。正義という言葉の持つ力はあまりにも強すぎるため、その使い方には極めて慎重にならなければいけません。

​どん底を経験し、人の温かさや痛みに触れてきた私が何よりも優先させたいのは、白黒をつける正しさではありません。

​「正義とかいう前に、人としてどうあるべきか」

​ただ、それだけです。相手を論破して正しいことを証明するよりも、傷ついている人にそっと寄り添える優しさを持ちたい。正論で誰かを裁くよりも、不完全な人間同士、「まあいいか」と許し合いながら生きる余白を大切にしたいのです。

​正しさを優先して誰かを切り捨てる世界より、人としての温もりや思いやりを優先する世界のほうが、ずっと息がしやすく、生きやすいのではないでしょうか。

​最後までお読みいただき、本当にありがとうございます。

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