自分らしいペースで介護をしていますか?

自分らしいペースで介護をしていますか?

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コラム
こんにちは!現役ケアマネジャーのみらべる800です。

日々の現場でさまざまなご家族とお話ししていると

介護という予想外の

長いマラソンが始まった途端

多くの方が「早くしなきゃ」

「周りに追いつかなきゃ」と

ご自身の足を急かしてしまう姿に出会います。

真面目で優しいご家族ほど

周囲の期待や世間のスタンダードに自分を合わせようとして

知らず知らずのうちに心も体もすり減らしてしまうのです。

わたしが、現場でたくさんの利用者さんや

そのご家族に向き合ってきたからこそ

強く実感させられることがあります。

それは

「歩幅は人それぞれだからこそ、

その人らしいペースが一番大切である」という真実です。

今回は

この介護の現場で私たちが

大切にしたい「ペース」についてお話ししたいと思います。

・「比べない」ことから生まれる心のゆとり

介護が始まると、

介護をしているご家族はどうしても

「周りの家族はもっとうまくやっているのに」

「体が悪くなったらどうしよう」と

いった焦りにとらわれがちになります。

社会のスピードや

誰かの基準と比べて

「自分たちは遅れているのではないか」と

不安になることもあるでしょう。

しかし

人生の歩幅は誰一人として同じではありません。

早く進むことが偉いわけでもなければ、

ゆっくり進むことが悪いわけでもありません。

ご本人が「今、心地よい」と感じられるスピード。

介護をするご家族が「今日一日、よく頑張ったな」と

自分を許せるペース。

その両者が重なるところに

その人らしい温かな暮らしや

かけがえのない笑顔が生まれるのだと

私は現場で強く教えられてきました。

過去のスピードや他人のやり方に固執してしまうと

本来大切にしたい目の前の人の表情や

ご自身の心身の健康が見えなくなってしまいます。

まずは「比べないこと」

そして「今の自分たちのペースを受け入れること」が

介護生活を健やかに続けるための第一歩となります。

・社会のスピードから離れて、立ち止まる勇気

現代社会は常にスピーディーで

効率や成果が求められます。

しかし、介護という領域においては

その効率至上主義が時に大きな足枷となります。

「もっと早く動けるようになってほしい」

「予定通りにスケジュールをこなさなければならない」と

いった思い込みは

支える側にも支えられる側にも

大きなプレッシャーです。

介護は短距離走ではなく

いわば長距離走です。

だからこそ

時には立ち止まり

深呼吸をする時間が大切になってくると思います。

「今日はここまでで十分」

「このペースで進めばいい」と

自分自身をゆるせることで

張り詰めていた緊張の糸がほぐれ

お互いの心に余裕が生まれます。

・「比べない」ことから生まれる心のゆとり

介護保険サービスという「心のゆとり」を作る選択肢があります。

自分たちのペースを守るためには、

すべてを自分たちだけで抱え込まない仕組みづくりが欠かせません。

デイサービスやショートステイ、

訪問介護といった介護保険サービスは、

単に身体介助の負担を減らすだけでなく、

ご家族が「自分の時間」を取り戻し、

心のゆとりを持つための大切なクッションでもあります。

「人に頼るのは申し訳ない」「まだ自分でやれるはずだ」と

無理を重ねてしまう前に、

プロの力を借りて、

日常の中にほんの少しの余白をつくってみてはいかがでしょうか。

その余白こそが、ご本人とご家族がそれぞれの歩幅で

歩み続けるためのエネルギー源となります。

・「あなたらしいペース」で進むために

もし今、あなたが介護のことで少し息苦しさを感じていたり、

「周りに置いていかれている気がする」と

不安になったりしているなら

どうか一度立ち止まってみてください。

比べることはありません。

世間のスタンダードに合わせることもありません。

まずは、あなたと大切なご家族にとっての

「ちょうどいい歩幅」を確かめながら

今日一日を

あなたらしい優しいペースで歩んでいきましょう。

焦らず、比べず、あなた自身のペースを大切にすること。

それが、介護を温かく、そして長く続けるための何よりの秘訣です。

ひとりで抱え込んで心が折れそうになったときは

いつでも気軽にお声がけください。

あなたの「味方」として、いつでもお話をお聴きします。

次回は

介護に関しての意見のまとめ方についてお話してみようと思います。

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