登園しぶり、ひとりで抱えていませんか?
「行きたくない!」と玄関で靴を履いてくれない。門の前でぎゅっと抱きついて離れない。先生に渡したあと、泣き声が聞こえて、後ろ髪を引かれながら歩き出す……そんな朝、ありますよね。
仕事に間に合うかなという焦りと、泣いている我が子を置いていく切なさ。どちらも、本当につらいものです。
(記事の最後に、役立つガイドと、ご相談の窓口もそっとご案内しています。)
保育士として13年、毎朝たくさんのお子さんと保護者の方をお迎えしてきました。「うちの子だけ、毎日泣くんです」というお話は、本当によくうかがいます。決して珍しいことではないんですよ。
登園しぶりは、わがままじゃないんです
「もっと遊びたかったな」「自分で靴を履きたかったのに」と、思うようにいかなかった気持ちが、へそを曲げる形で出てくることが多いんです。
大人から見れば、ただ急いでいるだけでも、子どもにとっては「急に決められちゃった」と感じる瞬間があります。「いってきます」と気持ちを決めて家を出ても、気持ちの整理にふんわり時間がかかる日もあります。それは、ちゃんと自分の気持ちと向き合っている証拠なんです。
現場で、そっとお伝えしていること
まずは、そっと様子を見てみる 玄関に着いたら、すぐに「ほら、靴履いて」と急かさずに、まずはお子さんの様子を見てみてください。靴の前に座って、自分で履こうとしているのか、立ち止まって動けずにいるのか。その様子によって、かける言葉は変わってきます。
自分で履こうとしているなら、「自分で履けるかな?」「ここまで頑張ったね」と見守る一言を。気持ちが動かないようなら、「お靴、一緒に履こうか」とそっと誘ってみる。様子に合わせて言葉をかけるだけで、「やりたかったのに」という気持ちが、ふっと落ち着くことがあります。
園での引き渡しは、お子さんの様子に寄り添って 気持ちの整理に時間がかかるお子さんには、保護者の方に「そろそろよろしいですか?」と一言おうかがいしてから、先生がそのまま保育室までお連れします。長く引き止めるほど、お別れがつらくなってしまうこともあるので、先生にバトンタッチして大丈夫ですよ。
気持ちを切り替えられるお子さんには、「じゃあ行こうか」とそっと促します。
どちらの場合も、最後に大切にしているのは、できたことを認めてあげること。泣きながらでも園に来られたこと、自分で靴を履いたこと、「いってきます」と言えたこと。その子なりにがんばったことを、見逃さずに、やさしく言葉にして伝えます。
無理に、完璧を目指さなくて大丈夫
毎朝のことだと、心も体もじわじわとすり減ってしまいますよね。泣かれた日は、一日中気になってしまうこともあると思います。それは、お子さんのことを大切に思っている証拠です。
ただ、保育室に入ってしばらくすると、けろっと遊び始めるお子さんも、実はとても多いんです。「泣いてお別れした=ずっと泣いている」というわけではありません。どうか、ご自身を責めないでくださいね。
もし「朝のぐずりや、イヤイヤへの声かけを、もう少し知りたいな」と思ったときは、イヤイヤ期・食べムラ・夜泣き・お着替え/トイトレの声かけをまとめた**「子育てお悩み解決ガイド」**もご用意しています。
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入園前の準備には、**「保育園入園準備チェックリスト(1〜2歳児編)」**もありますので、よかったらのぞいてみてくださいね。
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それでも「うちの子の場合は、どうしたらいいのかな」と、個別に聞いてみたいことがあれば、どうぞ一人で抱え込まないでくださいね。お子さんの様子に寄り添いながら、一緒に考えさせてください。
→ 保育士13年目が、そっとお話をお聞きします